ぷくぷく日和-ぷく太郎と本と夫と諸々-

息子(ぷく太郎)と夫と読書の日々の記録♪*
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58/大 満 足

2023-05-01 13:41:51 | 読書

こんにちは、ぷく太郎ママです
読書関連の記事が続くので興味ない方はすみません

先日読んで大満足だった作品をどうしても紹介したくて!!

まずはこちら


題名:星を掬う
作者:町田そのこ
出版:中央公論新社

ずっと表紙がきれいだな〜と思いつつ手に取ることがなかった作品だったのですが、先日なにかの拍子にあらすじを見てこれは気になる!!と読み始めました

▼あらすじ▼
ラジオ番組のコーナーに、賞金欲しさにある夏の思い出を投稿した主人公の千鶴。それは幼い頃に生き別れた母との特別な夏の思い出ーーー
その物語は見事準優勝を獲得し、賞金を手にする。
賞金は5万円。これで次の支払いがやり越せるかどうか微妙なところ。幼い自分を捨てた母を憎みながら、希望の見えない生活を送る千鶴のもとに、彼女が投稿した夏の思い出を聞いて、自分を捨てた母の『娘』だという女性から連絡をもらう。
その後一悶着あり、母、母の娘という『恵真』、家事を担う彩子さんの不思議な同居生活が始まる。
それは消して居心地のいいものではなく、自分が探し求めていた母の姿とは大きく異なる母の姿に戸惑う千鶴だったが…

▼ 感 想 ▼
作中に出てくる、千鶴のかつての夫『弥一』が悪意の塊のようなやつで、腹が立って腹が立って仕方なかった。
同居生活が始まっても、みんな抱えているものがありすぎて、それ故に衝突が起こる起こる起こる。
でもそうしながらもそれなりの形を整えながら、関係性を変えながら、千鶴は変わっていく。
家族の形、自分の中の苦い部分、乗り越えなければならないもの。目を背けていた部分など、色々なものに向き合わせてくれる作品。
私自身、母との関係に悩むことも多く、一方で母となった今、千鶴の母の真意を知るとそれもまた胸に刺さるものがあって、泣きながら読みました。
あまりにも悲惨なことや残酷なことが起きる割にきれいに終わるのでそれが気に入らない方のレビューも多数見かけたけれど、今回は私はそれは気にならずしっかり感情移入できた。
とはいえ、親子の確執、血は水よりも濃いというが、そんな簡単に行かないことのほうが多いわけで、現在進行系で親子関係や暴力などに悩んでいる方にとっては鼻白むのかもしれない。
でも、私は大好きでした


そして、もうひとつの作品はこちら

題名:ぼくと1ルピーの神様
作者:ヴィカス・スワラップ
出版:ランダムハウス講談社

▼あらすじ▼
クイズ番組で史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。だが警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないとラムを逮捕する。しかし、奇蹟には理由があった…

▼ 感 想 ▼
有名な映画『スラムドッグミリオネア』の原作となった作品らしいというのを読んだあとに知りました。
表紙のかわいらしさと、タイトルなんかから勝手に可愛らしいストーリーを想像していたらとんでもないでした。
逮捕されたラムと弁護士の女性が、1つ1つの問題になぜ正解できたか、それを紐解くためにラムのこれまで生きてきた道を一緒に振り返る構成。
宗教的なことや、性的な問題、貧困、暴利、犯罪などなどインドに蔓延る様々な闇が描かれていて、そこで生きていくとは、生き延びるとは…というドラマが描かれています。
現在絶版になっている情報も見かけたのが本当かどうかわかりませんが、ネットでは中古の情報しか出てきませんでした🤔
あまりにも壮絶で、それでもラムの賢さが表れている。かなり読みごたえのある作品でした。

以上、2作品、機会があればぜひ読んでみてください🌷

さて、ここで、突然ですがレモンの木の続報です🍋




つい一昨日くらいまで2つだった花はさっき見たら6つまでに増えていました相変わらずちっっっっこい虫がいますが、今のところ花や身が傷んでいる様子もないので、花粉を運んでくれているのかな?なんて思ってます♫

さて、こんな時間ですがぷく太郎にミルクをあげて、支援センターに連れて行ってこようと思います

連休に入った方も、そうでない方も、関係ない方も、今日もみなさんが穏やかに過ごせますように✨


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