まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

音戸渡船で行きつ戻りつ

2016-07-04 23:02:27 | 川・橋・船
からの続き。

呉で泊まった翌日、バスで音戸の瀬戸へ向かう。呉の海沿いを走るこの路線は、IHIの造船所が高台から
見下ろせたり、自衛隊のドックに停泊している潜水艦が見えたり、製鋼所の工場萌え風景が広がっていて、
マニアにはたまらないだろう。(私は造船所と工場風景は好きだが自衛隊マニアではない)




そして、巨大なぐるぐるらせんの音戸大橋と巨大アーチの第二音戸大橋の間に、前時代的な渡船乗り場があった。
本土側の警固屋地区と倉橋島の音戸地区の間を分ける水道は幅約90m。その両岸を結ぶ音戸渡船は
日本一短い海上定期航路なのだそうだ。


船好きの私としては、音戸歩きはまずこの渡船から。


バス道に面した素朴な小屋に「音戸渡場」と手書きの看板が掲げられている。


かつてはこの小屋の窓口に係りの人が常駐していたのであろうが、今は船頭さんが集金もする。
料金は、大人70円。


桟橋を覗いたら船はいなかったが、すぐに対岸からやってきた。


台船に運転台をつけたようなこれまた素朴な船。ふちは結構低くてあまり近寄るとつんのめりそう・・・


この細い水路は広島と松山を結ぶフェリーのルート上であり、呉の港内から外海(瀬戸内海)へ出る船も通る
交通の要衝で、見ている間にも次から次へと船が通り抜けていく。それでなくても潮流の早い瀬戸であるのに、
船が通るたびに水紋が縦横無尽に広がり小さな渡船は翻弄され揺れるのだ。。。


警固屋側に到着。


こちらの乗り場もまた簡素な小屋。まるで端材を寄せ集めて日曜大工で造ったような風情だな。
各家庭で不要になったものを持ち寄ったのだろう、バラの椅子が並べてあるのも微笑ましい。


更新されても手書き健在!いいね~




さぁまた船に乗って音戸へ戻ろう。





音戸側の桟橋に着いたとき、ニコニコ顔の船頭のおっちゃんが、記念写真を撮ってあげるというので
妹と二人で撮ってもらった。
最近は風景ばかり撮って自分たちの写真を撮らないのが常になってしまっているので(汗)、こんなふうに
半ば押し売りで撮ってもらった写真はとても貴重で、後から見るととってもいい記念になるものだ。
ありがとう~!

続く





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