まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

水島バンザイ!

2010-08-17 00:31:36 | 鉄道風景
鉄道地図を見て、貨物駅のあるところへ好んで行く。

水島臨海鉄道に乗りに行ってきた。第三セクターだが1970年営業開始と結構新しい。
正直どうかなぁと思っていたのだが、、、これが期待以上によかった!!

JR倉敷駅を出てすぐ、駅前ビルとの間の道を入ると、駐輪場と兼ねているのか、
簡素な作りの建物が。これが水島臨海鉄道の始発駅、倉敷市駅。


もう出ると言うので急いできっぷを買い、ワンマン気動車に乗り込んだ。

しばらくJRとの併走したあと球場前駅を過ぎると単線の築堤は徐々に高さを増していく。
周りの景色から浮き上がっていく感じ。いいねぇ~
ところが、あらら、コンクリート擁壁の高架になってしまったぞ。がっかり。

左側の席に座っているおばちゃんたちが窓の外を見て話してるのが聞こえてきた。
「昔はねぇ」「もう線路ないでしょ」
えっなになに?
伸び上がって向こう側を見ると、バラストだけが敷かれた空間がちらりと見えた。
向こうは工場だ。引込線の廃線跡があるのか!帰りに見よう。


西富井駅を過ぎるとまた地平に降りてきたが喜んだのもつかの間、浦田駅を過ぎるとまた
コンクリートの高架に変わる。あ~もうここから先はずっと高架なんだろうな。。。

弥生駅はさっきの西富井と同じくそこだけ複線になっていて行き違いのできる駅。
おや、あれは・・・?
駅の先、複線になったレールが再び収束して単線になったところに、何やら赤いものが・・・・
あっ!ディーゼル機関車じゃないの!

こちらのワンマン気動車が左側の線路に入るや、赤い機関車はゆっくりこちらへ向かって動き出した。
おお~っ!貨物列車と行き違いだぁ~


この水島臨海鉄道は貨物が現役で走っているとわかってはいたものの、こんないきなり当たるほど
頻繁に走ってるのかー。いやいや楽しいぞ。

栄駅から常盤駅までの間は歓楽街だったらしく、スナックや飲み屋のカラフルな看板が
並んでいるが、今は寂れていることが高架上からでもわかる。
さて次は水島。このあたりは次の駅が見えるほど駅間が短く、住民が多いエリアであることを示す。
1時間に3本の列車があるが半分は水島止まりだ。そして貨物線もここで分岐しているので
さすがに構内は広い。
駅の先で左へ分かれていくのは東水島貨物駅へ向かう港東線。右へ行くと旅客線の終点の
三菱自工前駅がある西埠頭線。この列車は三菱自工前行きなので、右の線路をさらに進む。

港が見えてきた!そして工場も!小中学校で水島コンビナートと習った、そこへ今来ている。
わくわくするなぁ~~
高架はだんだん低くなり、地平へ降りたころに、、、あれっ、また分岐してるじゃないか。
スイッチバックして戻るような形で、左側後方へと線路が伸びている。
あとで見に行ってみよう。


さて三菱自工前駅は、工場に囲まれたところに棒状のホーム1本だけ置いた小さな駅。

鶴見線の大川駅小野田線の南小野田駅、などを思い出した。

さて私は、駅の先で広がったヤードにポツポツと停まっている車両やコンテナを見ずには帰れない!


駅からほど近いところに倉敷貨物ターミナルはあった。そしてそこには・・・かわいい車両が!
たぶん引退したものだろう。大糸線のキハ52に似てるが・・・あまり詳しくは分からない。


そして黒い貨車も~




この先、工場内へ引込線があるように地図には載っていたが、ブチ切れていた。
真新しい感じの遮断機も、もう下りることはないのだろう。




しかしさすがに、私が鉄道を見ている間に、車を積んだトレーラーがガンガンやってくる。
製造した車を港へ運んでいるんだろう。気をつけなければ。。。


さぁ、まだまだ見るべきところがある。予定では列車1本分見て歩いて倉敷か岡山へ移動する
つもりだったが、今日はもうここに沈没でいいや!


続く

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