茨城県の大洗から苫小牧へ行く商船三井フェリー。船旅好きの私はずっと乗りたいと思いながら関西人にとって
なかなか縁遠い航路なので、こっちにいる間に実現しようと計画を立てた。
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大洗港まで2時間ほどかけてせっかく行くので、港へ行く前にちょっと遊んでから行こうと、金曜日休みを取って
早起きし気合を入れて出かけた。レンタカーを予約していた日立で下車。日立で借りたのは、水戸から
行こうと思っている北茨城まで、眠くならずに走る自信がないから・・・(苦笑)。
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日立駅はもちろん私は初めて降り立ったのだが、コンコースが全面ガラス張りで、ロータリーの向こう側まで伸びた
通路の先に、カフェか何かだろうか、海の上に浮かぶようにガラスの箱が張り出している、驚くほど斬新な駅舎だった。
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これは世界的に活躍し日本人女性として唯一プリツカー賞を受賞している建築家、妹島和世氏が手掛けたものと知った。
彼女の出身地が日立なのだとか。
日立と言えば、この木何の木の日立製作所のおひざ元、工場地帯だと思っていたのでほんとに驚いた!
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※写真は帰りに撮ったので夕方でちょっと薄暗い(汗)
北上ドライブでまずやってきたのは野口雨情生家。場所がわからず一度通り過ぎてしまい、Uターンしたけど
今度は曲がり損ねてうろうろ。近くには野口雨情記念館もあるがそれは全く別の施設だ。
ようやく車を停めた。風格ある門構えの2階建て建物が見えている。角部分に配置された部屋の反り返った
入母屋屋根が強いインパクトを与える。
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門をくぐると右手にある古そうな建物が生家で、正面のきれいな建物は資料館だ。
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生家から入ってみる。この建物は1877(明治10)年頃に雨情の父により建てられた。
野口家は楠一門の落人をルーツとし、水戸徳川家に仕えた家であり、水戸光圀はしばしばここに逗留し
眺望の良さから「観海亭」と名付けたという。この額はレプリカだが本物は資料館の方にある。
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入口付近に横長の小さな土間があり座敷に上がれるというちょっと変わった造り。
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そしてその土間にかわいらしい模様が・・・タイルが埋め込まれている!?
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無釉のモザイクタイルだ。こんなアーガイル模様みたいに並べてあるのは初めて見る。土間はコンクリートに
なっているのでやり直されているだろうが、元からこんなふうに並べられていたのだろうか?
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土間に接したかわいいスペース。
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それほど広くはないが上質な材でしっかり造られている。
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「赤い靴」「雨ふりお月さん」など良く知られた童謡の詞をたくさん書き童謡界の三大詩人の一人と言われた
野口雨情。伊豆大島の波浮港をうたった「波浮の港」も作詞している。
資料館の方では年配の女性が野口家の家系図や文学界の人々との交流などについていろいろと説明して
下さったのだが、なんとその方は野口雨情のお孫さんだった。偉大なお祖父様の足跡を広く知ってもらうために
資料館での案内や全国で講演なども行っておられるという。
生家は東日本大震災の水害で倒壊したが、元の部材を使って再建したそう。自然な古び方で、ずっと昔のままかと思った。
資料館のある場所にはもとは主屋があったが建て直したのだとか。海からはだいぶ高いところにあるように思ったし
石組の基礎の上に建っているが、それでも建物をなぎ倒すほどの津波が来たのか。。
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思いのほかゆっくり滞在してしまった。ちょっと急ごう。
続く。
なかなか縁遠い航路なので、こっちにいる間に実現しようと計画を立てた。
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大洗港まで2時間ほどかけてせっかく行くので、港へ行く前にちょっと遊んでから行こうと、金曜日休みを取って
早起きし気合を入れて出かけた。レンタカーを予約していた日立で下車。日立で借りたのは、水戸から
行こうと思っている北茨城まで、眠くならずに走る自信がないから・・・(苦笑)。
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日立駅はもちろん私は初めて降り立ったのだが、コンコースが全面ガラス張りで、ロータリーの向こう側まで伸びた
通路の先に、カフェか何かだろうか、海の上に浮かぶようにガラスの箱が張り出している、驚くほど斬新な駅舎だった。
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これは世界的に活躍し日本人女性として唯一プリツカー賞を受賞している建築家、妹島和世氏が手掛けたものと知った。
彼女の出身地が日立なのだとか。
日立と言えば、この木何の木の日立製作所のおひざ元、工場地帯だと思っていたのでほんとに驚いた!
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※写真は帰りに撮ったので夕方でちょっと薄暗い(汗)
北上ドライブでまずやってきたのは野口雨情生家。場所がわからず一度通り過ぎてしまい、Uターンしたけど
今度は曲がり損ねてうろうろ。近くには野口雨情記念館もあるがそれは全く別の施設だ。
ようやく車を停めた。風格ある門構えの2階建て建物が見えている。角部分に配置された部屋の反り返った
入母屋屋根が強いインパクトを与える。
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門をくぐると右手にある古そうな建物が生家で、正面のきれいな建物は資料館だ。
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生家から入ってみる。この建物は1877(明治10)年頃に雨情の父により建てられた。
野口家は楠一門の落人をルーツとし、水戸徳川家に仕えた家であり、水戸光圀はしばしばここに逗留し
眺望の良さから「観海亭」と名付けたという。この額はレプリカだが本物は資料館の方にある。
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入口付近に横長の小さな土間があり座敷に上がれるというちょっと変わった造り。
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そしてその土間にかわいらしい模様が・・・タイルが埋め込まれている!?
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無釉のモザイクタイルだ。こんなアーガイル模様みたいに並べてあるのは初めて見る。土間はコンクリートに
なっているのでやり直されているだろうが、元からこんなふうに並べられていたのだろうか?
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土間に接したかわいいスペース。
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それほど広くはないが上質な材でしっかり造られている。
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「赤い靴」「雨ふりお月さん」など良く知られた童謡の詞をたくさん書き童謡界の三大詩人の一人と言われた
野口雨情。伊豆大島の波浮港をうたった「波浮の港」も作詞している。
資料館の方では年配の女性が野口家の家系図や文学界の人々との交流などについていろいろと説明して
下さったのだが、なんとその方は野口雨情のお孫さんだった。偉大なお祖父様の足跡を広く知ってもらうために
資料館での案内や全国で講演なども行っておられるという。
生家は東日本大震災の水害で倒壊したが、元の部材を使って再建したそう。自然な古び方で、ずっと昔のままかと思った。
資料館のある場所にはもとは主屋があったが建て直したのだとか。海からはだいぶ高いところにあるように思ったし
石組の基礎の上に建っているが、それでも建物をなぎ倒すほどの津波が来たのか。。
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思いのほかゆっくり滞在してしまった。ちょっと急ごう。
続く。
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