島根の旅 プロローグ

夜行バスに乗ったのはいったい何年ぶりだろうか・・・
寝台列車、フェリー、夜行の乗り物は好きだが、やっぱり夜は平たいところで寝たい。
もう１０年ぐらいは前だろう、いちばん直近で（その時もかなり久々だったが）乗ったとき、
行きしなは全くと言っていいほど眠れず、帰りは隣の席と合わせて横になり耳栓をして寝たら
爆睡してしまって、終点の大阪駅で降り損ねて危うく車庫まで行ってしまいそうになった（汗）
それ以来懲りて夜行バスはいくら安くて快適シートと言われても乗らないと決めていた。

しかし、、、夜行列車がほとんどなくなり鉄道がどんどん不便になっていく今日この頃、、、
三江線に乗りに行くのに、何とか早く現地に着ける方法がないかと頭をひねっていて
見つけたのが、大阪から浜田へ直行する夜行バス。おぉ、これなら効率よく時間を使える。
というわけで、苦手な夜行バスも果敢に取り入れ、土日で木造駅舎を巡る本気のプランニングを。
以前江津本町駅と川戸駅だけ訪問済みだが、ずっと再訪したいと思いながら本数が少なくて
なかなかプランが組みにくかった三江線。そんなことを言っている間に廃線が決まってしまった（涙）
いつもこうだ。

金曜日の夜梅田から乗り込んだバスは早朝５時２０分頃浜田駅に到着。やはりほとんど眠れず。。


ところで三江線の始発は江津６時、その次が１２時半である。
浜田から５時半発の列車に乗れば三江線の始発にも間に合うが、寝不足の翌日にそんなハードな
スケジュールは年齢を考えて（笑）控え、駅前のインターネットカフェに直行し１時間ほど休憩。
この時期の５時半って真っ暗で、さすがに寒空の下に放り出されたら凍え死ぬかも（汗）と、
どこか休めるところがないか調べておいたのだ。
実は私、日本でインターネットカフェとか漫画喫茶って使ったことがなかったが、
使ってみると、半個室の空間にふかふかのリクライニングチェア、飲み物も自由に飲めるし静かだし、
しかも安い。。。会員になったし（笑）また時間つぶしの時には利用させてもらおう。


さて、白々と夜が明けて来たころ再び駅へ向かい、６時５５分浜田駅前発の有福温泉行きの
バスに乗り込んだ。

続く。