まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

水島臨海鉄道の引込線

2010-08-19 02:02:27 | 鉄道風景
三菱自工前駅に戻り、今度は分岐している線をたどろう。線路沿いの草ぼうぼうの公園を抜けていく。


踏切があるが遮断機のバーが取り外されているところを見ると、もう使われていないようだ。廃線跡か。
大きく湾曲する線路を追いかけてまた草藪のような公園を抜けると港に出た。
あっ!


ここは駅だったんだろうか、港沿いにヤードが広がっている。その奥は工場。うわぁー、いい感じ!!


外されたレールが脇に積まれ、ポイント標識がポツンと佇む。台湾の高雄の新光駅跡を思い出した。
飾磨線の飾磨港駅や高砂線の高砂港駅もこんな雰囲気だったんだろうか。

車がスピードを出して踏切を通り過ぎて行く。土埃にまみれた風景にひまわりが原色を添えていた。

横の倉庫前で車を洗っていた人が、何撮ってるんですか?と。
廃線の風景を撮ってるんです、ここは駅だったんですか?
工場へ入ってたんですよ、こんな汚いとこ撮ってどうするの?
いやぁ、いい雰囲気ですよ~
ちょっと前に手入れしたからまだきれいになってるけどこないだまで草ぼうぼうだったよ。
あぁそうですか、じゃあいい時に来ましたね。。。


ここは港湾道路だというのであまり工場の方まで入り込むのはやめて、港沿いに歩いて戻る。


水島駅から分岐していた貨物線の高架はこの水島港の対岸の方へ伸びている。
だいぶ遠そうなのでそちらはちょっとあきらめよう。水島駅はもうすぐそこだ。
見上げるとちょうど貨物列車が東水島駅の方へ走っていった。


水島駅からまた電車に乗り、戻りしなさっきの工場引込線らしきものを確かめよう。
西富井駅で降りるべきか、球場前駅で降りるべきか?迷っていると降り損ねた。。。
倉敷市駅に着いてしまったがやっぱり気になる。あっそうだ、バスか自転車で行けないかな?
レンタサイクルはあったのだが、観光案内所に行っても郊外のマップが置いていない。
美観地区が完璧な観光地となっているだけに、その周囲は「何も見るところがない場所」とされ、
情報が皆無なのであった。仕方ないので、方角を頼りに走ったら何とかたどり着くことができた。


ちょうど本線から分かれて地上へ降りてくるところ。丸五ゴム工業へ引き込まれていたのだな。


工場の建物に入るところでシャットアウト。レールはもうないが標識は残っていた。


二股の間に階段がある。閉められてないし登るなとも書いていない・・・ちょっとだけ登ってみよう。

うわぁ~!スゴいところに出た!!目の前に線路が~
しかし今電車が来たら恐ろしいな。ちゃちゃっと写真を撮って、振り返ると、、、


うわぁ~こっちもすごい!引込線も丸見えだぁ~・・・・・ゾクッ!!!
ひぃぃ~っ!怖い。。。降りよ。




いやぁ満足満足。水島臨海鉄道サイコーだね。倉敷市駅へ戻って改札窓口で聞いてみた。
・・・グッズとか売ってないんですか?
・・・そんなの売ってないよ。

ん~硬派!

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