まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

下田 なまこ壁と伊豆石のまちなみ2

2021-08-29 21:43:10 | 建物・まちなみ
下田の続き。



引き続きなまこ壁と伊豆石のまちなみを楽しみながらふらふら歩きまわる。なまこ壁ってほんとにきれいで大好き。
日本人の美的感覚が誇らしい。




そして伊豆斑石の模様の面白さ!どういうわけか、縞はほとんど斜めに走っていて、水平とか垂直とかはあまり見かけない。


並べれば、水の流れのようにダイナミックな模様が現れる。


旧町の南端を平滑川(ひらなめがわ)という1本の川が流れている。その川沿いの道はペリーロードと呼ばれ
観光の中心地でもあるが、ペリーロードは次回に回そう。


その手前で見かけたこちらの建物、窓には全部板戸がはまっているが今もお住まいのようだ。
両端の壁に伊豆斑石が使われている。


他と違ってふっくらとクッションエッジに仕上げてあってやわらかな印象。そしてここのは縞模様が水平垂直に近い。
やっぱり縞の向きはたまたま採れた場所によるようだ。


複雑な形のモールディング。柄が派手なのに彫刻までしてあるとさらにゴージャスさが出ているな。


こちらは総石積み蔵を住居に転用したっぽい建物。暑くないのだろうか。


さて、漁港でも有名な下田だからランチには新鮮な海鮮を食べたい!散策しながらお店もちょろちょろチェックしていると
結構どこもリーズナブルなお値段で各種定食などを出しているようだ。迷ったが、さりげない店構えに惹かれて入った
こちらの「ゑび満」、結果は大正解!!


あら煮、焼き魚+刺身、地魚尽くし、などいろんな定食メニューがあり、まぐろのユッケ丼やオリジナルのメニューも
あって大いに迷うが、ここは(たぶん)看板メニューの「下田丼」を注文。そしたら、大きなあら汁とおかずもついてきた。


そして丼の魚のラインナップがすごい。
「まぐろ めじな いとより鯛 ちびき 平目 真鯛 かさご うまづらはぎ かます 地金目鯛」
10種類もある!「ちびき」なんて聞いたことないし、かさごやうまづらはぎなんてあまりお刺身でも食べない。
そしてちゃんと「地」金目鯛が入っているのがうれしいよね!それぞれ3切れずつぐらい入っていてすごいボリューム。
尋ねなくても手書きのメモをつけてくれる心遣いにも感激。これで1500円なんてなんか申し訳ない感じ。。。
ゑび満さん、お勧め~~


こちらのくしだ蔵は美しいなまこ壁の蔵をリノベーションしたお店。ここも入ってみたかった。


相馬京染店は現役のお店。


裏に、縦長窓のある洋館っぽい建物が見えた。




こちらの邪宗門という喫茶店はマップにも載っている有名店。入ろ!




中は薄暗くてアンティークというか古道具というか、いろんなものが飾られている。個性が詰まった濃厚な空間だ。
1966(昭和41)年創業、下田で最古の喫茶店だとか。珈琲店なので、一応カフェオレで。。


邪宗門という名の喫茶店は下田の他にもいくつかあるが、チェーン店ではなく「グループ」だという。
国立の店に集ってマスターの価値観に共感した仲間たちがそれぞれの場所で同じ名を冠した喫茶店の経営を始めた、のだとか。


建物は150年以上前のもので、床が途中で一段上がっている。この手前までが土間だったらしい。
もともとどんな建物だったのかと尋ねた記憶があるのだが、メモが見つからない(汗)


外壁の伊豆石を止めたかすがいはあとからの補強だが、石は本当に積んでいるだけなんだな。
地震が来ないことを祈る。。。


続く

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