まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

原鶴温泉の玉石垣

2020-06-27 23:01:35 | ディテール
2020年2月の筑後吉井からの続き。



今宵の宿は、原鶴温泉の泰泉閣。原鶴温泉は筑後吉井から車で15分ほどの場所にある温泉地だ。こんな近い距離で宿を変える
というのも変な話だが、1泊目がセルフの民泊だったので2泊目は温泉ホテルでラクしようと(笑)。

来てみるととても大きなホテルで、広い駐車場は端の方まで車でいっぱい!
昭和の温泉地の例に漏れず昔はずいぶん賑わっていたのだろうが廃旅館や空き地が目立ちちょっと寂しい感じ。。。
ただここを含め数軒ある大型ホテルはいずれも盛況のようで、温泉の泉質は間違いなさそうだ。
ここで泊まって翌日もうきは市近辺でうろうろする予定。


朝食のみ付いたプランで予約していたので、外で晩ごはんを食べようとフロントで聞いてみるが、うどん屋ぐらいしかなく・・・
皆、宿で食べるのだろう。まぁそこのうどんはおいしかったのでよしとするか。

出たついでに温泉街を散策しようと歩き出すとすぐ、このカワイイ石垣を見つけた!!
実は宿を泰泉閣に決めたのは、WEBの写真にこの石垣が写っていたからである(笑)。


見事に丸く揃った石。高知の吉良川や奈半利で見た「いしぐろ」にも似た石垣だ。


こちらは向かいに建つホテル、延命館の建物。円形校舎ならぬ「円形ホテル」である。
円筒形の部分は階段ホールかな?


こちらはインパクトある円筒形の塔屋を載せた酒屋、富田商店。


このショーケース?出店コーナー?の下がモザイクタイル貼りだ。


で、翌朝ビュッフェでおなかいっぱい食べたあとの運動のため、もう一度温泉街を散策しに出かける。
円形ホテルの延命館もよく見えるな。時間があれば内部を確認しに入りたかったのだが、ちょっと時間がない。


そして・・・玉石垣!!




普通よりもかなり小さい石を使っている。ずらりと並んだ卵のような石垣のかわいいこと!!




富田商店の看板部分は渋いタイル使い!!


外壁にあめ色の小口タイル、入口脇には玉石タイルも使われていた。


昨日は色がよく分からなかったこの出店のタイルもよく見える。こんなかわいい色だったんだな~~




円筒形の塔屋は、筑後川を渡る原鶴大橋の上からでもよく見える。斬新な広告塔として作られたのだろう。


ところで玉石垣はもう一箇所あった。古い旅館が建っていた跡地と思われる広大な更地がガランと広がっていた。。。


以前敦賀で見つけたものとも似ているなぁ。筑後出身の人の家だったりして(笑)


角の部分は少し平たく細長い石をちゃんと算木積みのようにしてあるな。


この石垣がまちなかに複数あるということは、このあたりの独特の形式なんだろうか。


温泉街のど真ん中に広がる空地。早く買い手がついておしゃれな旅館が建つなど、賑わいが戻ればいいんだけどなぁ・・・
ただ、この石垣だけは保っておいてほしい(笑)


続く

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