まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

梅雨逃避行 登別温泉

2017-08-02 22:49:51 | 温泉・お風呂屋
室蘭からの続き。

登別の近くのカルルス温泉というところ泊。無味無臭の温泉で露天風呂はないのだが、なかなか
雰囲気がよく滞在中3回入った。
宿泊すれば周辺の4ヶ所の宿泊施設と相互に温泉のハシゴができるというので早い時間に来ようと
思っていたのだが、室蘭で寄り道ばかりして時間が押してしまい、ハシゴはできなかった。。。


爽やかな朝!
カメムシも出ず平和な夜を過ごせたが、テレビを見ていて寝るのが遅くなったので少々眠い(苦笑)
さて今日は朝から登別温泉へ行こう。
ここは北国、登別の湯♪日本の三大温泉の一つに数えられ有名すぎる登別、恥ずかしながら私は
今まで来たことがなかったのだが、ここでの見どころはもちろん地獄谷!!

温泉街に来ると朝っぱらだというのにお客がわんさか(汗)。外国人も多いようだ。
温泉街と地獄谷の位置関係をまだ把握できておらず、車をどこに停めるのがいいのかとっさに判断
しかね、先に近くにあるクッタラ(倶多楽)湖へ車で行ってみることに。

面白い響きの名前は「イタドリが群生する湖」という意味のアイヌ語からつけられており、名前通り
車道脇はイタドリだらけである。ま、ここだけでなく今回北海道に来て走ったところどこもかしこも
イタドリだらけだったが(笑)。
このクッタラ湖は地図で見ると不思議なくらいまん丸である。
どれほど丸いかと言うと、洞爺湖よりも丸い。田沢湖よりも丸い。池田湖よりも丸い。(笑)
カルデラ湖といってもこんなに完全にまん丸なのは珍しいなと地図を見て惹かれていたのだ。


切り立った外輪山をジグザグとつづら折になった道で下っていくが、なかなか湖面にお目にかかれず、、
車道脇に茂った木の間からチラリと見えても車を停められるようなスペースがなく、、、
ようやく駐車スペースがあったと車を停めてみるが、そこからはまた見晴らすことができない。
あぁもう・・・焦らされまくりなんである(苦笑)。


そしてようやく水際へ降りてきた!!
湖畔に至る車道は1本だけで、水面に近づけるのはここのみだ。おぉ~~


この付近だけについて言えば水遊びでもできそうなほど浅いが、湖の平均深さは147mあるらしい。
人間の生活の影響をほとんど受けることのないクッタラ湖は摩周湖に次ぐ透明度を誇る。
まさに神秘の湖。朝っぱらから美しく不思議な自然の造形を見ることができ、気分は上々!


来た道を戻る途中、露出した山肌から噴煙が立ち上る景色が目の前に!これはすごい。車を止めて
外へ出てみるといちめん強烈な硫黄のにおいに包まれる。シューシューという音を立てて、山肌から
白い煙が勢いよく吐きだされる。下を覗いてみると灰色の水が大きな水溜りになっていた。
うわぁ~すごいな!!


温泉街と地獄谷の中間にある駐車場へ車を置いて歩いて行くと、荒地が広がっているのが見える。
散策コースがいくつか設定されていて、まずは鉄泉池へ行ってみる。地獄谷の真ん中に敷設された
ウッドデッキを歩いていくが、この付近は年月を経て比較的活動が弱まった場所のようだ。


柵に囲まれた鉄泉池は一定間隔でお湯が湧き出す間欠泉だというが、近くにいたガイドさん曰く、
地震後(?)あまり噴出しなくなったとか。しばらく見ていたが、様子が変わらないので諦めて
今度は別の散策路を歩き大湯沼へ行こう。


10分ぐらいで池に出てきた。さっき上の道から見たあの池だ。


近くで見ると池の水面にももやがかかっていて、どろっとした感じ。。。
生傷のようにただれた山肌からはあいかわらずシューシューと煙が。








温泉街に戻ってきた。泉源公園の一角から湯けむりが立ち上っていたので見に行くと、間欠泉があった。
ここのは鉄泉池とは違って、ドバドバーっという轟音とともに、近寄るのも怖いほどの勢いで大量のお湯が
噴き出し、しかも長い間続く。


3時間間隔と書かれていたのでうまいタイミングで見れたようだが、1回あたりの噴出時間は
どのくらいなのだろう。私がそこに来る前から始まっており、3分ぐらい眺めたり写真を撮ったりして
立ち去るときもまだ続いていた。登別温泉のパワーをいちばん目の当たりにできたスポットだった。


登別唯一の共同浴場、さぎり湯はビルインでちょっと味気ない気がしたけど、浴場はレトロで
薄暗く落ち着く。そして薄く濁ったお湯に浸かって奥の方へ行くと、泥湯だ!!底に大量の泥が沈殿
しているのだ!!大湯沼に溜まっていたのと同じ泥湯なのだな。すべすべな感触を楽しみ、
水風呂と交互に入って堪能~~


登別には新千歳空港から直行のバスがあるようだ。登別温泉ターミナルがいい感じ!


川をまたぐように建てられたこの建物は何だ!?


アイスクリームを食べながら昭和な登別温泉街の土産物屋を覗きつつ、ふらふらと車へ戻る。


続く

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