伊賀上野の続き。
ランチはどこにしようか・・・香ばしいにおいにつられてうなぎの老舗、榮玉亭にやってきた。
古そうな建物で、表に出ていたメニューを見るとそれほどべらぼうな値段でもない。たまには国産のうなぎでも
食べてみたくなって入ることに。・・・しかし、なんだか普通の家みたいなんだけど・・・

戸口を入ってもやっぱり普通の家みたいなんだけど・・・ごめんくださ~い!
奥からおっちゃんが出てきた。あの~、食事できますか?あ、はいはい、どうぞ。細い廊下の奥へ案内されるが
途中に茶の間があったりほんとに人の家におじゃまする感覚(笑)

目の前に中庭が開ける。さらに奥へ奥へ・・・客席はいったいどこにあるのか?と思いながらついて行くと、、、

うわっ!!これは!?
廊下の履き出し窓をガラッと開けて一歩踏み出したところに、全面タイル貼りの手洗いシンクが!!

あっ、踏み台もタイルじゃないの。
無釉の古いモザイクタイル。縁をストレートエッジの白無地の役物タイルで取り囲んで。

シンクの正面の見付部分は蛇紋岩の擬石タイル。そのまわりには細い薄紫色のモールディングタイルをぐるりと。


そして何とも風変わりなのが、擬宝珠のようなテラコッタの飾りが両端に載ってているのだ!!何これ~~~
どこかで使うために作ったのが余ったのだろうか?客席にたどり着く前にすっかり興奮してしまった(笑)。

このすぐ後ろにある別棟の1室に案内された。裏庭に面した個室。うわー、贅沢~~
荷物を置き、せっかくなので上うな丼を注文して、また廊下へ(笑)。案内してくれたご主人に写真を撮ることを
承諾頂いたので写真を撮っていると、女将さんが不思議そうに見に来られた。

「素敵な手洗いですね!!」「そうですか?」「いや素晴らしいです、こんなのなかなかないですね」
話しているうちに女将さんも乗ってこられたようで(笑)、タイルを拭く雑巾を貸してくれたり、前の棚にいろいろ
置いてあったものを退けてくれたり。私たちはタイルをピカピカに磨きあげ、シンクの底のガラス棒もピカピカに拭いて
あらためて写真撮影を・・・

栄玉亭は創業が1912(明治40)年。つし2階のこの建物もおそらく当時のものだろう。
この手洗いシンクが作られたのはまぁ大正時代かな。それでも約100年経つというのに、このグリーンの鮮やかさ!!

あぁ、この半永久的な美しさがタイルの魅力のひとつなのである。


そして後ろへ回ってみてまたびっくり!こんなしましまのタイルが背面に貼られていた。インパクトあるなぁ~~
これはしましまが1セットになった正方形のマジョリカタイルを縦横交互に貼ってあるのだ。こちらも拭き拭き。

お客にこんなことをさせて・・・と女将さんは恐縮しておられたが、私たち、好きなんです!!
そんなこんなでうなぎが焼けるまでの間、廊下で女将さんや隣室のなじみのお客さんとおしゃべりしながら
タイルシンク撮影会を楽しんだのだった(爆)。

うなぎが来た!いちから焼いてくれるので結構時間がかかるのだ。

パリッ!ふわっ!香ばしくておいしい~~!肝吸いもついている。
気兼ねの要らない個室でお庭を眺めながら、達成感に浸りつつ上うな丼を楽しんだ。

割とお手頃なお値段でおいしいうなぎと、タイルの手洗いも堪能させてもらった。あぁいいお店!

帰りがけにご主人が、ごくろうさま、とウエットティッシュを手渡して下さった。
これでまたどこかのタイルを拭こう~~(笑)

続く。
ランチはどこにしようか・・・香ばしいにおいにつられてうなぎの老舗、榮玉亭にやってきた。
古そうな建物で、表に出ていたメニューを見るとそれほどべらぼうな値段でもない。たまには国産のうなぎでも
食べてみたくなって入ることに。・・・しかし、なんだか普通の家みたいなんだけど・・・

戸口を入ってもやっぱり普通の家みたいなんだけど・・・ごめんくださ~い!
奥からおっちゃんが出てきた。あの~、食事できますか?あ、はいはい、どうぞ。細い廊下の奥へ案内されるが
途中に茶の間があったりほんとに人の家におじゃまする感覚(笑)

目の前に中庭が開ける。さらに奥へ奥へ・・・客席はいったいどこにあるのか?と思いながらついて行くと、、、

うわっ!!これは!?
廊下の履き出し窓をガラッと開けて一歩踏み出したところに、全面タイル貼りの手洗いシンクが!!

あっ、踏み台もタイルじゃないの。
無釉の古いモザイクタイル。縁をストレートエッジの白無地の役物タイルで取り囲んで。

シンクの正面の見付部分は蛇紋岩の擬石タイル。そのまわりには細い薄紫色のモールディングタイルをぐるりと。


そして何とも風変わりなのが、擬宝珠のようなテラコッタの飾りが両端に載ってているのだ!!何これ~~~
どこかで使うために作ったのが余ったのだろうか?客席にたどり着く前にすっかり興奮してしまった(笑)。

このすぐ後ろにある別棟の1室に案内された。裏庭に面した個室。うわー、贅沢~~
荷物を置き、せっかくなので上うな丼を注文して、また廊下へ(笑)。案内してくれたご主人に写真を撮ることを
承諾頂いたので写真を撮っていると、女将さんが不思議そうに見に来られた。

「素敵な手洗いですね!!」「そうですか?」「いや素晴らしいです、こんなのなかなかないですね」
話しているうちに女将さんも乗ってこられたようで(笑)、タイルを拭く雑巾を貸してくれたり、前の棚にいろいろ
置いてあったものを退けてくれたり。私たちはタイルをピカピカに磨きあげ、シンクの底のガラス棒もピカピカに拭いて
あらためて写真撮影を・・・

栄玉亭は創業が1912(明治40)年。つし2階のこの建物もおそらく当時のものだろう。
この手洗いシンクが作られたのはまぁ大正時代かな。それでも約100年経つというのに、このグリーンの鮮やかさ!!

あぁ、この半永久的な美しさがタイルの魅力のひとつなのである。


そして後ろへ回ってみてまたびっくり!こんなしましまのタイルが背面に貼られていた。インパクトあるなぁ~~
これはしましまが1セットになった正方形のマジョリカタイルを縦横交互に貼ってあるのだ。こちらも拭き拭き。

お客にこんなことをさせて・・・と女将さんは恐縮しておられたが、私たち、好きなんです!!
そんなこんなでうなぎが焼けるまでの間、廊下で女将さんや隣室のなじみのお客さんとおしゃべりしながら
タイルシンク撮影会を楽しんだのだった(爆)。

うなぎが来た!いちから焼いてくれるので結構時間がかかるのだ。

パリッ!ふわっ!香ばしくておいしい~~!肝吸いもついている。
気兼ねの要らない個室でお庭を眺めながら、達成感に浸りつつ上うな丼を楽しんだ。

割とお手頃なお値段でおいしいうなぎと、タイルの手洗いも堪能させてもらった。あぁいいお店!

帰りがけにご主人が、ごくろうさま、とウエットティッシュを手渡して下さった。
これでまたどこかのタイルを拭こう~~(笑)

続く。
だいぶ前に二度ほどコメント差し上げたことがある只読みリーダーです。
タイルにお詳しいと見込んで一つ質問をさせていただきたくコメントいたします。
古いマジョリカタイルで裏面に「タ」と読める文字(若しくは記号?)が書かれたものがあるのですが・・・これの意味や如何に?
短絡的な考えでは多治見製?と思ったりするのですが、ご存知であればお教え下さい。
別に急ぎませんのでよろしくお願いいたします。
永楽館は知りませんでした。
今後また公開されるようになればぜひ行ってみたいです。
「タ」印ですか・・・見たことないです、多分。
タジミのタ??う~ん。本にも載っていないですねぇ
これから気をつけてみておきます~~
コメントありがとうございます。
ちなみにその画像、こちらにあります⇒ http://onigawarabbit.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-1faad1.html
ご参考までに。
もしかしたら何の意味も無いものかもしれませんね
^^;
「タ」の文字はペン書きのようですね。ちょっとよく分かりません。。
淡陶のような気もしますが、中央にマークがないので
何とも言えませんね。。スミマセン