マンションの人工自然

野田の環状線沿いにある大規模マンション。
２年ほど前建設中に、残土をえらく高く積み上げたなと思って見ていたら
みるみるうちに木が植えられ、あっという間に人工の森になってびっくり。
いつも車で横を通り過ぎるだけなのだが、はじめて近くでまじまじと見た。
２階の部屋の日当たりを心配してしまうくらい、結構高い。


川が流れ小さな滝があり、流木を配した水溜りがあり、岩場や低木の茂みの間には
細い道がつけられ、子供の遊び場にはもってこい。
ただし植わっている草木を見ると、山野草のシャガの横に観葉植物の斑入りアイビーあり、
園芸種のパンジーやマリーゴールドの横に街路樹のシャリンバイがあり、
その横にハーブがあり、その横にセコイヤのような針葉樹がある、という具合に、
自然の植生とはかけ離れている。
う～ん、どうなの？？
１０年たてば淘汰され自然の山に近づくのかな・・・・？


一つ興味をもったのは、この人工山はマンションの敷地内のはずなのだが、
道路との境界を明確に区切っていないこと。土や草が歩道にはみ出していて、
歩道の舗装材が人工山の間の通路までつながっているのだ。
普通は植栽の石垣などで明確に区切って敷地境界を主張しているものだが、
こんなふうに、田舎の家の庭みたいに境界があいまいになっているのはちょっと面白い。
・・・ただ山が崩れてきてるだけだったりして。


このマンション、リバーガーデンという名前らしい。
その名前が、ここにもともと逆川と木場川という川が流れていたことに由来して
つけられているのだったら、とても喜ばしいのだけど。・・いや、そう信じたい。