この日浜寺公園へ行った第一の目的はヴォーリズ住宅、O邸。
大阪の近代化とともに都市部の居住環境の悪化が著しくなってきたことや
私鉄建設ブームを背景とし、経済的に余裕のあるクラスの人たちは
環境のいい郊外へ居住地を求めた。浜寺公園は、そんなニーズを受けて
早くから住宅地開発された場所のひとつである。
駅のホームからもスパニッシュ瓦がちらりと見えている。
玄関はどこだ・・・と回り込むと、周辺もお屋敷がいっぱい。うわっ、しまった。
やっぱりもっと早い時間に来るべきだったな。
しかしやはりここがダントツで目立っていた。
ボーダータイルをアクセントにした可愛い門、広い前庭、白い壁に赤い屋根の
スパニッシュ風の邸宅。
正面からは植栽のせいでなかなか全貌を眺めることができないが、横の方へ回ると
アーチが2つ並ぶ側面の妻壁やベランダを間近で見ることができる。
ベランダの上の妻壁にワンポイントであしらわれた、アーチを3つ重ねたような装飾は
瓦を埋め込んであるのだろうか。
そして裏側に回ると・・・・畑ごしにその美しい姿が全貌をあらわす!!
うぉ~~~っ!素晴らしい。。
屋根と同じ赤茶色で塗られた木製の窓枠が白い壁にくっきり映える。
ドーマーウィンドウ(これも窓と言うのか??)と階段室にも側面と同じ
2連アーチの相似形が配置され、全体的な調和がとられている。
敷地をぐるぐると回りながら、いろんな角度からほれぼれと眺めまわす。
屋根の重なりや煙突の見え方が変わり、どの方向からみても美しい~
日が暮れるまでわずかだが、周辺もちょっと歩こう。
おや?これはよく見かける穴あきブロックだが、さっきの妻壁のワンポイントと
おんなじだー(笑)。
ほぼ定型の町割りに古い洋館がいくつも残る。
洋館というほどでなくてもちょっとしゃれた洋風意匠をもつ住宅もたくさんあり、
次から次へと出てくるのでなかなかそのエリアから動けない。怪しい・・・(笑)
この変わったイカツイ屋根はドイツ風というのだろうか。大阪市立工芸高校を
思い出させる。玄関のひさしも同じ形。
この建物はチンチン電車が南海電車を越える跨線橋の横にあり、車窓からも見える。
このオーバークロスも古いレンガ積みで実に雰囲気がよくて、両方の電車が
ちょうどうまく来てくれないかなと期待して見ていたが、無理だわな・・・
落ち着いたサンドベージュの壁に薄い水色の窓枠が、渋カワイくて結構私好み。
真白に塗られているがハーフティンバーの窓をもつ元S邸。今は隣の教会の関係の
建物らしいが、もうかなり薄暗くて寒くて確かめる気にならなかった。
※びんみんさんのブログに詳しく書かれているのでご参考に→こちら
見上げるような3階建ての建物。裏側から見ると四角い箱が積み重なった感じで、
一見工場かと思ってしまうが、道路に面した大小の窓には見事なステンドグラスがはまり、
玄関側に回ると旧T邸に似た半円筒形のインパクトあるファサード!
まだまだゆっくり見たかったが、もう写真も肉眼も限界の暗さなので仕方ない。
寒さに負けて3時ごろまで家で閉じこもっていた自分を恨む。。。
チン電沿いの道へ出てきたら、夕日に浮かび上がる松林のシルエットが夢のように
きれいだった!!
大阪の近代化とともに都市部の居住環境の悪化が著しくなってきたことや
私鉄建設ブームを背景とし、経済的に余裕のあるクラスの人たちは
環境のいい郊外へ居住地を求めた。浜寺公園は、そんなニーズを受けて
早くから住宅地開発された場所のひとつである。
駅のホームからもスパニッシュ瓦がちらりと見えている。
玄関はどこだ・・・と回り込むと、周辺もお屋敷がいっぱい。うわっ、しまった。
やっぱりもっと早い時間に来るべきだったな。
しかしやはりここがダントツで目立っていた。
ボーダータイルをアクセントにした可愛い門、広い前庭、白い壁に赤い屋根の
スパニッシュ風の邸宅。
正面からは植栽のせいでなかなか全貌を眺めることができないが、横の方へ回ると
アーチが2つ並ぶ側面の妻壁やベランダを間近で見ることができる。
ベランダの上の妻壁にワンポイントであしらわれた、アーチを3つ重ねたような装飾は
瓦を埋め込んであるのだろうか。
そして裏側に回ると・・・・畑ごしにその美しい姿が全貌をあらわす!!
うぉ~~~っ!素晴らしい。。
屋根と同じ赤茶色で塗られた木製の窓枠が白い壁にくっきり映える。
ドーマーウィンドウ(これも窓と言うのか??)と階段室にも側面と同じ
2連アーチの相似形が配置され、全体的な調和がとられている。
敷地をぐるぐると回りながら、いろんな角度からほれぼれと眺めまわす。
屋根の重なりや煙突の見え方が変わり、どの方向からみても美しい~
日が暮れるまでわずかだが、周辺もちょっと歩こう。
おや?これはよく見かける穴あきブロックだが、さっきの妻壁のワンポイントと
おんなじだー(笑)。
ほぼ定型の町割りに古い洋館がいくつも残る。
洋館というほどでなくてもちょっとしゃれた洋風意匠をもつ住宅もたくさんあり、
次から次へと出てくるのでなかなかそのエリアから動けない。怪しい・・・(笑)
この変わったイカツイ屋根はドイツ風というのだろうか。大阪市立工芸高校を
思い出させる。玄関のひさしも同じ形。
この建物はチンチン電車が南海電車を越える跨線橋の横にあり、車窓からも見える。
このオーバークロスも古いレンガ積みで実に雰囲気がよくて、両方の電車が
ちょうどうまく来てくれないかなと期待して見ていたが、無理だわな・・・
落ち着いたサンドベージュの壁に薄い水色の窓枠が、渋カワイくて結構私好み。
真白に塗られているがハーフティンバーの窓をもつ元S邸。今は隣の教会の関係の
建物らしいが、もうかなり薄暗くて寒くて確かめる気にならなかった。
※びんみんさんのブログに詳しく書かれているのでご参考に→こちら
見上げるような3階建ての建物。裏側から見ると四角い箱が積み重なった感じで、
一見工場かと思ってしまうが、道路に面した大小の窓には見事なステンドグラスがはまり、
玄関側に回ると旧T邸に似た半円筒形のインパクトあるファサード!
まだまだゆっくり見たかったが、もう写真も肉眼も限界の暗さなので仕方ない。
寒さに負けて3時ごろまで家で閉じこもっていた自分を恨む。。。
チン電沿いの道へ出てきたら、夕日に浮かび上がる松林のシルエットが夢のように
きれいだった!!
この記事を書いたのももう12年前です・・・
駅舎も建て替え、高架化で今ではかなり様子が変わっていると思います。
建物はさて、残っているでしょうか・・・(汗)
個人のお宅を載せる時は、表札や車のナンバーなどが
判読できる大きさで映りこまないように注意しているつもりです。
許可は取っていませんが、道路から通行人が普通に眺められる建物の姿は、
風景の一部として半ば公になっているので、問題ないのではと思って載せています。
確かにそれでも嫌な人がいるかもしれません。
今後もいろいろ考えながら、謙虚な気持ちでまちを見続けていきたいと思います。
おもしろいです。長くづづけてほしいです。
でも、肖像権というのでしょうか?
個人の家を撮影して、玄関の風景や窓など、撮影されています。何処のお家かすぐにわかってしまいます。
これは許可とってるのですか?
こうしてインターネットでされる時は、
挨拶をきっちりして、名刺などわたして、撮影されていると思いますが、いやな人もいるかもしれません。
自分の家が、撮影されていたら、怖いです。
あのあたりは、写真のような洋館が密集していて
角を曲がると次の洋館がある、というようなすごい場所
ですね。
しかも和風の邸宅にアーチ窓が隠れていたり、スパニッシュ瓦のかわいい塀があったりと、大物の隙間にも
こまごまと楽しい意匠が見つかるので楽しいです。
yumeさん、海の方は公園ばかりですね(笑)
南へ行くと高師浜で、また邸宅街がありますね。
北へ行った諏訪ノ森も、ちょろっとしか歩いてませんが
面白そうです。
ひろさん、先日はどうもお疲れ様でした。
ほんと、ヴォーリズ建築のO邸は感動ですよね。
ひろさんの実家が浜寺公園でしたっけ?ごっつい邸宅の近所とか言われてましたね。
今度行ったらもう少し周辺まで歩いてみようっと。
先日はお疲れさまでした。
浜寺公園駅とO邸は浜寺の誇りです。
他にも素晴らしい建物は色々あるのですが、この2つが出色です。O邸は側面と背面からよく見えるのが嬉しいですね。
もうひとつのO邸(?K邸?)とU邸はまた全く異なったテイストで、それがとても面白いです。私はハーフティンバーの窓は見ていないはずです。今度実家に帰ったら見に行こうっと。
浜寺公園駅のキラキラの待合室は私も感動しました。
浜寺公園駅の近くにこんなに、いい建物がたくさんあったのですね。
私は海のほうに向かって歩いて帰ってきました。。
この時期、せっかく出かけても日没の早いのがうらめしいです。
夕陽が当たってきれいだなとは思う時間は長いけれど。
前の記事にあった浜寺公園駅のキラキラの待合室、素敵ですね。
別格のO邸は見ましたが、腰折れ屋根のO邸(K邸?)と半円ファサードのU邸はまだ見ていません。O邸(K邸?)は昭和21年の戦後建築らしい。そんな時期によく建てたものだと思います。