まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

天草・熊本の旅 山鹿のまちをうろつく

2016-10-10 00:57:54 | 建物・まちなみ
熊本の続き。

山鹿へやって来た。山鹿は温泉地で、熊本と小倉を結ぶ豊前街道の第一の宿場町として栄えたところ。
車を停めてまずはまちの散策を。


山鹿は灯籠が有名。灯籠と言っても石灯籠ではなく、紙で細かい細工をして造られた奉納灯籠で、
中に灯りを灯すという用途はもはやなく装飾品、工芸品としてその技術が受け継がれているようだ。
この大宮神社は、毎年灯籠師がお祓いを受けたり灯籠が奉納される灯籠祭りが行われる。


境内にあった銅製の灯籠。奉納灯篭はこれを紙で作ったもの。今では建物の形や虫かごやいろんな形の
奉納灯籠が作られているようで、灯籠民芸館に展示されていた。


山鹿小学校の古い門柱。風格を感じさせるこの門柱を見れば、山鹿のまちの繁栄がしのばれる。


山鹿灯籠民芸館となっている、旧安田銀行山鹿支店。1925(大正14)年の築。


古典的な雰囲気を醸しつつ装飾は単純化の傾向。




内部はきれいにされ灯籠の展示室となっているが、ドアや階段回り、吹き抜け空間などは元の雰囲気を
残している。





この灯籠民芸館では灯籠製作の実演もしているのだが、お昼休みらしく、見ることはできなかった。

裏側の壁も抜かりないな!


1804(文化元)年に造られた金剛乗寺石門は中国風(?)の珍しいデザイン。
屋根が載っているのも面白いなぁ。


これはまさに石橋と同じアーチの技術。説明板によると、湯町橋を造った地元の石工、甚吉によるものとか。


なるほど、石工甚吉の名前が彫られていた。しかし「甲子秋再興之」とあるのは、作り直されたと
いうことだろうか。




続く。

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