まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

宇野の廃線跡を歩く

2011-10-25 22:51:37 | 鉄道風景
宇野線の終着駅宇野へやって来た。
瀬戸大橋線から分かれた支線に見えるが、元々はこの線しかなかったのだ。

まだ瀬戸大橋がなく連絡船が四国へ渡る公式ルートだった頃は、荷物や人がこの駅に押し寄せたのだろう。
興味深い写真を見つけた。→こちら
見ていると、四国だけでなく、なんと大連への便もここから出ていたようだ。


かつてはこのあたり一帯が港であり駅でありヤードであったが、今や複線の線路で事足りる。
若松駅もこんな感じだったな。。。

きれいにカーブした道が。。。あっ、これは廃線跡だな。


宇野駅からスイッチバックする形で伸びている。たどってみよう。
中学校の脇を通り山ぎわに沿うようにのびる廃線跡はカラー舗装され、遊歩道になっている。




次第に市街地を外れ、トンネルを抜けて続いていく。




かつての宇野のまちは港を中心に商店街が面で広がり宿や歓楽街もあって、活気に満ち満ちていただろう。
1988(昭和63)年に橋ができ宇高連絡船が廃止されると、人々が宇野に来る必要性はもはや
なくなってしまった。JRに乗ったって、1時間に1本の宇野線列車を待つより、そのまま高松まで
行けるのだから。
四国や日本の経済に大きな効果をもたらした(のか?)政策も、ピンポイントで見ると残酷なものである。



線路跡はまだ続くが、終点まで歩いて行くのはちょっと遠いのでこの辺までにしておこう。


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