まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

舞子ホテルでランチ

2020-05-30 22:21:49 | 建物・まちなみ
長編の間に、去年の8月に友人たちに声をかけて舞子ホテルでランチと建築めぐりをしてきたときのことを(今ごろ・・・)。


舞子ホテルは何度か行ったことがありお茶もしたことがあったが、ランチは初めて。食後に建物の案内もしてもらった。
しかしその後、舞子ホテルが改修のため年末から1年間休業するということになり、12月に駆け込みで
再度ひとりランチしてきた(笑)。その時の写真も混ぜて載せることにする。


舞子ホテルで集合。幹事だから遅れるわけにいかないと気合入れて出てきたら、開店の11時よりだいぶ早く着いたので
建物の外観を楽しんでおこう。


舞子ホテルは、元々は日下部汽船社長の日下部久太郎の別邸兼迎賓館として1919(大正8年)に建てられた。
戦前1942(昭和17)年にホテルとして開業、戦後は米軍に接収されたが山陽電鉄が経営を引き継ぎ
10年ほど前まではホテルの営業が続けられていたが、宿泊はできなくなりウェディングに力を入れてこられたようだ。
2019年で100周年を迎えたのを機に改装工事をするということで現在も休業中。

やっぱり素敵だね~~!!洋館はやっぱりお天気が良いと映える!

半円筒形の部分のドライエリア。地下室があるんだな。そう言えば見たことないなぁ。


やっぱり玄関ポーチの左右にはめられたステンドグラスが壮観だ!・・・しかし、センサーが取り付けられていて
ポーチに入ると来客を知らせるアラームが建物の中で鳴るようになっていて、営業時間前なのでかからないよう斜めに見る(笑)


洋館の裏に和館の大広間がある。


広く明るいお庭に面した大広間は洋館と共に大正期に建てられたもの。
お庭は当初山陽電鉄の線路まで広がっており、高台にあるこの館からは海が見晴らせたというが、今は前にマンションが建っている。




ここは小高い丘の上で、実は建物の前、駐車場の向こうが崖になっているというのを初めて知った!
下を覗くとかなりの高低差があるが、のり面には竹がみっしりと生えているため崩れることはないのだろう。
洋館の玄関から竹やぶ沿いに細い通路が続いているな。ちょっと行ってみよう。


おぉ、こちらは和館の入口だ!こんな入口があったのは知らなかったなぁ。


洋館と違ってこちらもまたいい感じ!宴会入口として使っているのだろうか。


こんな花灯窓みたいな形にくり抜かれた袖壁、遊び心があって面白いなぁ。




そして、この重なる山なみをあらわした欄間も素敵だ。この入口の内側は後から見学させていただけた。


11時となり仲間たちが三々五々集まってきたので、洋館の玄関から中へ入ろう。


う~~ん、やっぱり素敵だねぇ~~!エントランスホールは広くないが天井は高く、ダークカラーの木部が落ち着いた雰囲気。
天井は折り上がった曲面部分のみ木製の格子が入ったようなデザインで、中央から下がったシャンデリアは
セセッション風というかアールデコというか、幾何学的なデザイン。これがとってもカッコいい!!
台座は八角形に窪んでいる。


このガラス棒を吊ったシャンデリアが私は大好きだ。


濃いあめ色の木製のカウンターはホテル時代はフロントだったのだろう。こじんまりしたプチホテル、あぁ泊まりたかった。。


正面のステンドグラス入りのドアの向こうは大広間や旧宿泊棟への通路に続いている。


ホールから左手に進むと待合室に使われている洋間があるのだが、手前にギリシャの神殿のような縦溝入りの
イタリア産(か?)大理石の円柱が立っている!房つきのベロアのカーテンも重厚だが、意外と違和感はない。


長くなるので次回に・・・

※現在舞子ホテルは改装工事のため休業中です。

続く

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