宮尾登美子を読む 「東福門院和子の涙」

2024年10月24日 | 本・よもやま話
宮尾作品の、まず「櫂」から読んでみようと予約したら、
思いがけず借りている人があり、しばらく待たなければなりません。

その間に、何を読もうかな?

色々検索していたら、
徳川家から、朝廷に嫁いだ姫がいたって。
知らなかった!

(江戸時代末期に、皇女和宮が徳川家に降嫁されたのは知っているけれど・・・。)





皇室の外戚として何としても権威を得たかった徳川家康。
天皇の在位さえも意のままに操り、二代将軍秀忠の娘・和子(まさこ)を、
天皇家へお輿入れさせるべく動きます。



徳川二代将軍の末姫から十四歳で後水尾天皇の中宮となる和子。
その胸に秘めていた思いとはーー。




将軍家から朝廷に嫁いだ和子は、宮廷の女たちの巧妙な妨害により、
帝と心を通わすことがなかなかできずにいました。
周囲の計らいでようやく二人の仲が深まったのは、入内から二年四ヶ月後でした。
和子は数多の子をもうけ国母となるも、幸福は長続きしません・・・。

愛と哀しみに翻弄された生涯を描く、感動の歴史小説です。

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