日記シリーズです。


「テゲテゲ」とは、
鹿児島弁で「適当に」。
あまり一生懸命やらなくてもいいんじゃない、のような意味だそう。
だけど、著者はいたって真面目な検針員。

放し飼いの犬に何度も咬まれたり、
植木鉢をひっくり返した犯人にされたり、
門扉が施錠されていて留守の家や、
オートロックマンションに入れなかったり。
はたまた、話したくてたまらない寂しいお年寄りにつかまり、
仕事がはかどらなかったり。
* * *
読み進めるうちに気の毒になりましたが、
著者が自分で選んだ人生。
外資系企業の外国人上司の下で係長まで出世しながら、
物書きになりたい、書く時間が欲しいと全てを投げ打ち、
20年の生活を経て、やっと出版できたこの一冊。
* * *
著者は検針員をクビになったけれど、
いずれはそうなる運命だったようです。
国の施策で、スマートメーターが導入され、
2024年までの切り替えが目標とされているそうで、
各家庭の電気使用量は、電波で電力会社に送信されるとか。
いつ頃からか、我が家には「検針のお知らせ票」が入っていない!
(使用料は、ネットで確認しているけれど・・・)
ということは、もう、スマートメーターになっているんですね。
(何か、お知らせがあったのかなぁ? 忘れた!)
気にも留めなかった事に、この本を読んで、初めて気付きました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます