5月28日(日)のち
久しぶりの日本での映画、ダビンチコードはどうしても見逃せないと、渋谷に出かけた。指定席の両隣は予想通りカップル。これだから日本の映画館はひとりで入りにくい。
予告編で何度もみた、ルーブル美術館のソニエール館長の逃げるシーンから始まったストーリーは、なぜか展開が早く、本を読んでいない人には全く中身が薄い、単なるサスペンス映画に過ぎないだろう。内容の説明がほとんど無い。ミステリアスな、原作に何度も出てくる様々な暗号コードは、ただ、ニュートンのアップルだけ。本にあった最後のロマンスシーンもなく、ルーブル美術館の逆さピラミッドの下に聖杯が眠るとの期待を持たせた終了シーンで幕がおりた。
やはり、3冊の長編を2時間半に凝縮するのは難しい。全部説明すると、解説映画になってしまう。
本を読んで映画を観るか、映画を観て本を読むか、または面倒なので映画だけ見て、全体をわかった気になるか。この映画は、観ただけではストーリーはわかっても本質が全く見えない。残念ながら、本の中にある複雑なパズルを解き明かす過程の面白さが全く見られない。また、キリスト教の宗教の胡散臭さも、映画では説明しきれない。
たぶん、映画だけ見た人には、サスペンスとストーリー展開での面白さはあったと思うが、原作の複雑なコード分析、キリスト教の歴史解説等の面白さは味わえない。やはり原作の方がはるかに面白い。
それにしても指定席2500円は高い。自由席は1800円で、座席分しか販売しないので立ち見の心配は無いが、階段まで行列を作っているところを見ると、良い席を確保するには早い時間から行列を作る必要があるらしい。ここは、ブエノスアイレスの映画館と同じだが、あちらは240円で観る事ができたので、やはり日本の物価は高い。
渋谷の街は、むかしハチ公前で友人と待ち合わせした記憶があるが、10年以上前の話で、ほとんど初めての場所だ。寮の部屋を出て、映画館の座席につくまで20分、恵比寿の隣町なので、人ごみをかき分けてもこのように近いところだが、人の多いのには閉口する。近場の恵比寿ガーデンプレースの映画館は、あまり面白くもなさそうな映画しかやっていないし、今後もこの高い映画しか観られないのかと思うと残念だ。
久しぶりの日本での映画、ダビンチコードはどうしても見逃せないと、渋谷に出かけた。指定席の両隣は予想通りカップル。これだから日本の映画館はひとりで入りにくい。
予告編で何度もみた、ルーブル美術館のソニエール館長の逃げるシーンから始まったストーリーは、なぜか展開が早く、本を読んでいない人には全く中身が薄い、単なるサスペンス映画に過ぎないだろう。内容の説明がほとんど無い。ミステリアスな、原作に何度も出てくる様々な暗号コードは、ただ、ニュートンのアップルだけ。本にあった最後のロマンスシーンもなく、ルーブル美術館の逆さピラミッドの下に聖杯が眠るとの期待を持たせた終了シーンで幕がおりた。
やはり、3冊の長編を2時間半に凝縮するのは難しい。全部説明すると、解説映画になってしまう。
本を読んで映画を観るか、映画を観て本を読むか、または面倒なので映画だけ見て、全体をわかった気になるか。この映画は、観ただけではストーリーはわかっても本質が全く見えない。残念ながら、本の中にある複雑なパズルを解き明かす過程の面白さが全く見られない。また、キリスト教の宗教の胡散臭さも、映画では説明しきれない。
たぶん、映画だけ見た人には、サスペンスとストーリー展開での面白さはあったと思うが、原作の複雑なコード分析、キリスト教の歴史解説等の面白さは味わえない。やはり原作の方がはるかに面白い。
それにしても指定席2500円は高い。自由席は1800円で、座席分しか販売しないので立ち見の心配は無いが、階段まで行列を作っているところを見ると、良い席を確保するには早い時間から行列を作る必要があるらしい。ここは、ブエノスアイレスの映画館と同じだが、あちらは240円で観る事ができたので、やはり日本の物価は高い。
渋谷の街は、むかしハチ公前で友人と待ち合わせした記憶があるが、10年以上前の話で、ほとんど初めての場所だ。寮の部屋を出て、映画館の座席につくまで20分、恵比寿の隣町なので、人ごみをかき分けてもこのように近いところだが、人の多いのには閉口する。近場の恵比寿ガーデンプレースの映画館は、あまり面白くもなさそうな映画しかやっていないし、今後もこの高い映画しか観られないのかと思うと残念だ。
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