アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

トラップ

2007年04月07日 | 雑感
4月6日(金)晴れ 最高気温33℃ 夕方28℃ 湿度62%
干潮15:22 旧暦 2月19日

Gohさんがシンガポールから魚のワナを持って帰ってきた。真珠の養殖かごを横につないだようなもので、一度入ると、魚は外に出にくいようになっている。これでロブスター(伊勢えび)の刺身が食べられると、狸の皮算用をしながら、昨日の夕方、海に仕掛けた。

50を過ぎたおじさん二人が、子供のように仕掛けを持って海に入り、潜りながら取り付けた。東京では、夜な夜な酔っ払って、満員電車で誰も待っていない寮に帰る生活を続けていたことから比べると、いたって健康的だ。夜は、久しぶりに、Gohさんの手料理、チキンカレーをご馳走になった。ついでに、海の中で捨てられた刺し網に引っかかっていたアイゴ2尾を持ち帰って、Zさんに刺身にしてもらったら、わりといける。

今朝、いつものように7時から釣りをしたが、釣果はアイゴ1尾のみ。しかし、H社のFさんが、小型の鯛(ちょっとカラフルだが、鯛の仲間らしい。)を釣り上げ、今日はこの2尾のみ。9時ごろに泳いで仕掛けを見に行くと、小魚ばかり、6尾入っていた。1尾は刺身にしてもよさそうなサイズだったが、一人前にしかならないので、仕掛けに入れたままほうっておいた。

昼食は、料理は得意じゃないというFさんから鯛をもらい、鯛の刺身とアイゴの煮付けを試してみた。刺身は、氷付けにしたら水っぽくて、あまり美味くなかったが、今回の煮付けは大成功。少しの水に醤油、大さじ3杯の砂糖、そして味の素小さじ1杯。みりんがなくても何とかなりそうだ。

午後、また誘われて、初めてコミュニティーの外の海岸に出かけた。車がないと行くことが出来ない。期待通りの海で、浅瀬の岩場が10m程度張り出し、その外側は深みになっている。砂地ではないので、透明度もいい。ただ、昼を過ぎるといつも風が出るので深みから浅瀬で砕ける波に少し危険を感じる。

Fさんの日本土産のルアーで一投目に早速大物がヒットした。目の前でジャンプしたのは、1mはありそうな大型のバラクーダ。しかし大物過ぎて、糸が切れ、またルアーを紛失してしまった。その後のルアーでは当りなし。約30分で都合により終了。

仕方なく、釣りをあきらめ、Gohさんとトラップの仕掛けを直しに行った。仕掛けの位置が悪く、泳いで行かなければ届かない深みなので、浅い場所に位置を変えた。今度は、中に餌を仕込んで、そのままにした。餌も入っていない仕掛けにのこのこ入る魚はそんなにいない。明日から、6時半に帰れば、暗くなる前に様子を見ることが出来る。時々見回りし、大物がかかれば刺身が楽しめる。

(ミニ知識)
小さい頃、漁師の父から、旧暦の日に8を掛けると10の位が干潮の時間になり、1の位に6を掛けると分になる、と教わった。元々潮の満ち引きは月齢によるので、月の30日が24時になるのはうまく時計とあっている。

まさか紅海でも同じ法則が成り立つことはあるまいと思っていたが、四国の海とあまり変わらないようだ。例えば、今日は19日。8を掛けると152になり、2に6を掛けると12分になる。15時12分が干潮の計算になる。公表データの15:22と大きな誤差は無い。

他の日も計算してみると、1時間程度の誤差は出てくるが、釣りの潮の位置を暗算する手段としては悪くない。

旧暦日数 x 0.8 = 干潮時間


(追記)
4月7日(土) 12時の気温36度、湿度32%

仕事を終えて、日が暮れる前に、GohさんとZさんの3人でトラップの確認に行った。昨日の少し大きめの魚は生きていたが、小魚はほとんど死んでいた。残念だったのは、25cm程度のシーバスが死んでいた。たった一晩なのに、閉じ込められて心身症でショック死したのかもしれない。25cm角のエイも入っていたが、捕獲にもたついている間に、破れた網の裂け目から逃げられてしまった。

結局、赤い鯛の仲間らしき魚と中くらいの魚をGohさんが取って帰ったが、一人前にしかならないだろう。夜仕掛けて、翌朝回収するくらいでないと、生きた獲物は捕れそうに無い。毎日海に入って、洗い物が増えるのはわずらわしいので、週一回で十分だ。



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