アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

記念のトルネードスピン

2008年07月18日 | 雑感
7月18日(金) 気温42℃ 湿度22%

めずらしく朝から少し風がある。今日は7時が干潮なので、潮止まりを避けて、7時過ぎに海に出たが、釣り場にはサウジのカリカリおじさんの二人組と、北の釣り場に一人しかいない。日本からポカリスエット(粉末)と、みりん風味・調味料が届いたので、熱中症対策は万全、釣れたら今夜は煮魚だ。

7時半にルアー投てき開始。満潮なのに比較的浅い。いつもの岩礁の上で、潮位は膝の高さまでしかない。冬場の満潮より、30cmは浅くなっている。腰まで水に浸かって釣りをするのと比べると、ずいぶん楽に思える。満干は月の引力によるが、年間でも潮位に差があるのは、太陽の位置も関係しているに違いない。それにしても、干潮から30分、潮の動きは十分早い。ここには潮止まりはないのだろうか。

いつものようにRapalaで釣り始めたが、もし今日ヒットしたら、昨年1月26日に初めてルアー釣りを開始し、3月に一枚目の平アジを釣り上げて以来、記念の10枚目になる。そこで、「記念の栄誉をどのルアーに与えるか」なんてつまらないことを考えながら、Rapalaは一番実績があるので面白くないので、一度、大物をヒットしながら、フックだけ引きちぎられて悔しい思いをした、トルネードスピンに取り換えてみた。

7時40分ごろに、すぐ南の釣り場に3人の日本人グループがやってきた。日本人の釣り師はすぐわかる。スタイルに金がかかっている。釣り用のジャケットからタモ網まで、全員フル装備だ。自分を含めて4人が少しずつの間隔で沖にルアーを投げている。こうなると釣果を左右するのは何だろう。装備が腕か運か、それとも場所の優位さか。

7時50分、ヒット!
トルネードスピンは、曲がったフックを少し大きなフックに取り換えたが、フックが大きすぎて、時々ルアー自体にからみつくことがあり、ルアーの大きさとフックの大きさもそれなりにバランスが考えられているんだと思いながら投げていたら、数投目でヒットした。記念の10枚目。ドラッグがあまり回転しないので、大した引きではないと思いながら、ゆっくり泳がせて引き寄せると、結構大物だ。いつものようにタモ網の射程距離まで巻き上げて左手でコントロールしながら確保。いつもながら、黄金鯵は、黄色い斑点だけでなく、朝陽を受けて、からだ全体が金色に輝いて美しい。

早い時間帯で一枚釣れたので、腰につけた紐のフックに取り付けて、2枚目を狙う。足元の岩礁の穴からウツボが出てこないか、注意は怠らない。もしアジの腹に噛み付いたら、ウツボもタモ網でゲットしてやろう。

少し波はあるが、ルアー釣りにはむしろコンディションはいい。100m程度沖合にイルカの群れが背びれを見せながら泳いでいく。こんな波のある日にイルカを見るのは初めてだ。しかも、「イルカの出た日に釣れた例はない」という、実は釣れない口実に近いジンクスもついに破れた。

9時まで粘ったがその後当たりなし。近くの日本人メンバーはまだ頑張っていたが、一足お先に帰ることにした。

(黄金鯵 57cm 2kg 記念の10枚目 とトルネードスピン)


先週は、仕事仲間に刺身をふるまったので、今週はひとりで楽しむ。包丁をふるいながら、よくよくコガネアジの姿を見ると、アジとは言いながら、日本の真アジとは種類がちがう。むしろ、顔つきはハマチと同じだ。味はカンパチによく似たコリコリした舌触りがある。

インターネットで、煮物、づけのレシピを事前に確認しておく。まず、昼食は刺身で、夕食はアラの煮付けとづけ。煮付けは量が多いので、残りを明日の夕食にする。先週も、二日目の煮付けの方が味がよく滲みてうまかった。そして、片身は、小分けして冷凍し、来週、煮付けかフライパンで軽く焼いて食べる。海の幸は一週間の夕食になる。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿