アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

ケアンズ 一人旅 (2/2)

2020年06月21日 | 旅行
グレートバリアリーフ
1996年12月 30~31日

さていよいよ待望のグレートバリアリーフ。
TUSA Divingはダイビング用のボートを2隻持っており、なんと一隻は日本人専用。インストラクターも全員日本人で、ただ船長とカメラマンの二人だけがオーストラリア人。隣の日本人のいないボートに乗せてほしかったが、予約だから仕方がないか。

ダイビングの参加者はカップルが多い。あとは女性だけのグループと、男性二人組み。ひとりで参加している者は他にいない。皆若いのにリッチだ。カメラマンが一緒にもぐり、ダイビングの様子をビデオに納めてくれる。後で購入したが、1日の記録をビデオ30分に編集してA$60。(少し高い気もしたが、あれからしばらく経った今、そのビデオを見ると、自分で撮った写真では望めない臨場感がある。さすがにいい商売をしている。)


(1st Dive Canyons)

ケアンズはグレートバリアリーフの玄関口として有名だが、実際のダイビングポイントは結構遠い。広い遠浅の珊瑚礁が太平洋に向かって深く落ち込むドロップオフの直前あたりがダイビングポイントになっている様で、今回のポイントは、ケアンズから約1時間40分の沖合いにあった。

船がポイントに停泊すると、さっそく1m程度のナポレオンがやってきて、自分の縄張りを主張する。パンを投げ入れるとすぐに寄ってくるので、どうもダイビングスポットに餌付けされているようだ。珊瑚を傷めるおそれがあるのでアンカーは打たず、予めコンクリートブロックで作ってあるアンカーポイントのロープに船をつなぐだけ。さすがに管理がしっかりしている。


参加者の中には、初心者の体験ダイビングもいて、潜った場所は最深12mの浅い所。安全管理が厳しすぎて、インドネシアのような冒険はさせてくれないが、浅いので太陽の光が充分届き、写真はよく写っている。透明度25m程度。



(2nd Dive Swimming Pool)

昼食後は、ガーデンイールを狙って、白い砂地の海底に潜った。残念ながら Garden eel は見つからなかったが、砂に隠れた赤エイを見つけ、水中で他のメンバーを呼んだ。(タンクをたたいて音を出す。)
子供の頃の田舎なら、すぐにモリで突いて人間様の餌になるところだが、ダイビングのルールは見るだけ。手で取れないなら、せめて写真で撮るしかない。


(第2日 1st Dive Flynn Reef)

今日は港から1時間半のポイント。
大半は、昨日と同じメンバー。一人サングラスをかけた、ヤーさんの女のようなおばさんがいる。水着に着替えることもなく、ただ船で待つだけ。他人事ながら、退屈だろう。


海は、流れが速いせいか透明度15m程度でいまいち。また今日もナポレオンが1尾寄ってきた。昨日より少し小さめ。

ジャイアント・クラム(Giant Clam)が大きな口を開けている。この口の中に間違って足を突っ込んだら大変だ。ただ、手を入れても完全に口が締まる事はないそうだ。しかし試すのはちょっとリスクが大きい。それにしても、この貝の形は、いつ見てもある物を想像してしまう。


(第2日 2nd Dive Flynn Reef(2))

ウミガメがいた。珊瑚をかじっている。 クマノミはいたる所にいる。
砂地にまたSting Ray(エイ)がいた。砂をかけて体を隠そうとしている。

船にあがると、真水のシャワーを浴びることができる。
この船の設備はかなり整っている。さすがダイビング専用船。


友達になった金井夫妻と記念撮影。海に浮かんでいたら何もいらないという奥さんに連れられて、リタイア後にのんびりとダイビングを楽しんでいるのは何とも羨ましい限りだ。


日本ではいつも阿嘉島(アカ島:沖縄)で潜っているとのこと。
1度ご一緒したいと思いながら、帰国後は1度も潜る機会がない。

(ケアンズ おわり)



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