旅と出会いと日常と。

こんにちは、mackeyです。

先週末、久しぶりにお休みして、穂高に行ってきました！

今いる場所や時間の過ごし方を変えてみるって
ほんとに大事なことです。

わかってはいるけれどなかなかできない。
ついそんな毎日を過ごしてしまいがちですが、なんとかエイ！と休みを取って。


朝のお散歩をしたり、
（山栗たっぷり落ちてました）

ゆっくり食事をしたり、


いろんな人と出会ったり。

たくさんの栄養をゴクゴクといただいていきました。


ある明け方なんて、突然のものすごい音

ドタドタドタ、ドドンッ！！ダダダダダッ、ドサッ！

おかしいなぁ、外にベランダはないから、走れる場所はないのに誰だろう・・・。
屋根にでも登っているのか？？
でも誰が・・・？

そう思いながら、あまりに音が続くので、障子をあけてみると・・・

真っ赤な顔をしたサルと目があいました

こんな目覚まし時計、新鮮すぎます。


そして、すてきな女性にも出会いました。

彼女は７５歳。

肌はハリがあり、声もとても美しく、
すてきな生き方をしてきたんだろうなぁと
そんなに話をしていなくても思ってしまうような人でした。

そんな彼女と何かの話をしているときに、

「どうしてそれをやってみようと思ったの？」と聞かれました。

「ほんとについ、衝動的に。
　ふとそのことが浮かんでしまったので、自分にさせてみたんです。」

そう答えたら、

「自分にそうさせてあげられるって、すごく大事なことよ。」

と、彼女はにっこり微笑むのです。


次の夜は、夕食後ウッドデッキに出ていると、
彼女が宿に置いてある打楽器を持って、出てきました。
そして、一人でタンタタンと演奏しています。

“昔、音楽やっていたのかな”

そんな風に思うくらい、いい音が外の空気に乗って広がっていきます。

演奏後、私は思わず拍手をしながら、近づいて言いました。

「すごくすてきでした。踊りたくなるくらい！」

すると、彼女はこう言いました。

「そんな風に感じられるすてきな感性をお持ちなのね」

そして、またにっこり。


この返し、すごいです。


「おやすみなさい」と言って去っていく彼女の後ろ姿を私は思わず見とれてしまいました。

ちょっと感動してしまったんです。

なんて言ったらいいのでしょう。
伝わるかな。


本当にすてきな在り方だと思ったんです。

そして、私もこんな女性のように年を重ねていきたいと。


旅の目的はいろいろあるかもしれません。

でも、どんな目的であれ、何かひとつでもいい出会いがあったなら、
（それが人でも、景色でも、食べ物でも、なんでも）
もうそれだけでその旅はキラキラと光り、大切な時間になって刻まれていくような気がします。

そして、本当はそれが旅だけでなく、
毎日のなかでも起こりうることなのかもしれないなーと思いながら、
また日常にかえってきました。