『アートと暮らす』~アートセラピストブログ

アートセラピストとして活動するクエストSTAFFが現場の声をお伝えします。アートセラピー情報もタイムリーにお届けします!

高齢者がいる世界

2014-09-28 15:26:18 | Weblog
こんにちは。satokoです。

クエストのオフィスに入る所に、金木犀があります。
この季節になると、濃厚な香りがふわっと漂ってきて、一瞬で満たされた気持ちになります。

秋なのです。



この季節になると、私は「もうすぐシニアコースがはじまるなぁ~」と思うのです。
そして、どんなことを伝えられたらよいかなぁ。。。と。

というのも、高齢社会と言われる現代でも、高齢者の方と関わりがないという方も
たくさんいらっしゃいます。

失礼なことしたらどうしよう、とか、受け入れてもらえないかな?とか、
そんな風に思って、関わるのがちょっと怖いなと思っている方もいるようです。

実際、そんな方も高齢者施設でのアートワークに行くと、
みなさんの豊かさや寛容さに触れて、毎回サポートに行くようになっちゃうんですけどね。


なんというか、
もっと気楽に、高齢者の方とアートセラピーができるんだということ、
そういう社会がつくっていけるんだということを伝えられたらいいな。。。と思うんです。




そんなこんなを考えていたら、
子どもの頃、ひぃおじいさん、ひぃおばあさんと一緒に暮らしていた時のことを思い出しました。

小学校に入ったころ、二人とも亡くなったので、記憶があいまいなのですが、
特にひぃおばあさんはヌシのような印象で、ちょっと怖かったのを覚えています。
「にしきのせんべい」が好きで、猫が好きで、ひ孫よりもそちらが好きだったんじゃないかな(笑)


そして、
近所には、祖母の実家もあって、そこにもひぃおばあさんがいました。
私が20歳すぎの時まで長生きしていたので、よく遊びに行ったことも覚えています。
修学旅行やどこか遠くにいけば、そこでお土産も買ってきて、よく届けていました。
今は筆不精の私も、そのおばあさんにだけは、元旦に年賀状を持っていっていたんです(わぉ!)
好きだったんですね♪



思えば、「高齢者」と呼ばれる人たちが周りにたくさんいて、
その人たちが築いてきたことを大切にするということ、
その人たちを通して歴史や想いを受け継ぐということ、教わった気がします。
(あ。大げさに言ってしまいました!)



いろんなことを乗り越えてきた人たちだからこそ、
心配なことがあっても「そんなこと、大丈夫だ~」と安心させてくれたり、
「こんなことがあった」「それでもやっていける」と経験や知恵を惜しみなく与えてもらったり、
高齢者の方に触れると、自分自身がちょっと大きく、豊かになります。

こういったことが、きっと昔は普通だったのかもな。。。


高齢者に関わるが怖いなんて言わず、ぜひ触れてほしいな~。
だって、もう少し世界を広く見てみれば、
高齢者がいることが普通のことで。
自分の人生に、そんな人たちがあらわれるなんて、とっても豊かなことだと思うんです~。


ぜひ、高齢者施設でのアートワークの様子もブログで見てくださいませ。




satoko




【インフォメーション】

「シニアアートワークセラピストコース」
「キッズアートワークセラピストコース」

11月からスタートです。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿