最近お気に入りの絵本

暖かくなってきましたね

花屋の前を通り、色とりどりの春の花が並んでいるのを見ると
心がうきうきしてきます

今日はちょこっと花にちなんだ絵本のお話
最近、春や花にちなんだ絵本はないかなと探している時に出会った１冊
小さな魔法使いの女の子のお話です

「そよ風とわたし」文．今江祥智
小さな魔法使いの女の子、プン！と怒ることから名前は“プン”
兄さんや姉さんにいろんな術を教わっても上手くいかず
母さんから「一つだけでいいからちゃんとやってごらん」と
花づくりの術をすすめられます
プンは最初は嫌がるものの、母さんがやって見せた花の術に魅了され
やってみようと決心するのです
父さんはプンをとてもかわいがり、プンがしくじっても
「あわてるな、あわてるな」といつもにこにこ
それから何十年後、ようやくプンが花を咲かせる術を使えるようになり
父さんは大喜びで見に行きます
が、しかし父さんの一番上手い術は風をおこすこと
歩くだけで風がたってしまい、花が全部飛び散ってしまいます
父さんはプンの魔法の花づくりを見たくて見たくてたまらなく
気をつけてゆっくり静かに行くのですが、花は飛び散る…
それから年ごとにプンの術は上手になり
父さんも時たま、そよ風と一緒にやってくるようになった　というお話

この絵本を読んでいると
私は、プンから花が散っても散ってもあきらめず一つのことをやり続けていく意欲を貰ったり
父さんからは娘を思う温かい気持ちを受け取り　ほのぼの
また自分をプンや父さんと重ねて考えたりと…

今の私のビタミン本の１冊かな　　　　　　　mae