オリンピック開催の条件の記事を書くはずでしたが、今日は時間が取れないので別記事を。
インド由来のデルタ株により感染が再拡大しているイギリスの7日間平均の新規陽性者数の推移です。
世界で最もワクチン接種が進んでいる国の現状です。
データ元はイギリス政府のホームページ。
https://coronavirus.data.gov.uk/details/cases
5月13日 2064人
5月18日 2332人
5月24日 2916人
6月1日 4704人
6月8日 6953人
6月17日10047人
6月25日 17032人
そして本日、6月29日 の新規陽性者数は
22868人
全世界からワクチン接種後の先行指標として注目されているイギリスの現状です。
イギリスでは今年4月から全国民が定期的にウイルス検査を受けるよう推奨していて、無症状の人でも2週間に1回検査する事が推奨されているそうです。
その状況だからこそ、無症状の新規陽性者まであぶり出しての数字だと思います。
「無症状者でも他の人に感染させる」という視点に立っているから、ここまでやるのでしょうね。
東京では1日の検査数は7000〜10000件程度。
この検査数で発表されている1日の新規陽性者300〜500人、という数字をどう捉えるか。
繰り返し指摘している事ですが、日本ではクラスター追跡で対象とならない限り無症状者が陽性者として数えられることはありません。
これで本当に感染状況が表されているのでしょうか?
しかもクラスター追跡の要の「濃厚接触者の定義」は、未だに「マスクをしていれば濃厚接触にならない」ままです。
それで本当にデルタ株の感染拡大を防げるんてしょうか?
イギリス政府がやっている国民の全員検査は、果たして「無駄なこと」でしょうか?
日本政府とイギリス政府、どちらが真剣にコロナ対策をやっていると思われますか??
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