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「兎一族 ラス★ラビータス」の活動情報や日々の徒然日記を公開。

1129★天才!若松美黄

2007-11-30 00:56:29 | 兎の徒然日記。
11月29日木曜日。

73歳現役ダンサー、若松美黄先生の第40回めの公演「舞へまへ蝸牛(カタツムリ)」
に招待された。
 
                

兎せんせいはフラメンコを学問の視点からみてみようと、日本女子体育大学大学院
若松研究室に所属し、「フラメンコについての一考察-日本におけるフラメンコの歴史と現状について」という修士論文を発表し、昨年3月に卒業した。

その兎せんせいが最も尊敬する恩師、若松美黄教授はその昔、長身で美男子のバレエダンサーだった。
当時あまりにも異色な作品に「異端児」として常に注目を浴びていた。
そんな先生に日本の舞踊界の歴史を学ぶべく、若松研究室を選んだ。

初めて先生の舞台を観た時は衝撃的だったのをよく覚えている。
とにかくユニークな構成、そして奇抜な発想、とにかく面白いのだ

そして本日、久しぶりに先生の舞台を観た。
またまたやってくれた 面白い!面白すぎるのだ!
あの人はやはり天才だった

今回は巨大なカタツムリが出てきた。


先生はいつもどおりスーツ姿で、73歳とは思えぬ身の軽さで踊り、
最後には唄まで披露した


兎せんせいは、恩師、若松美黄教授より「面白い芸術
というものを学んだと確信した。

「芸術」とは様々なカタチがあると思う。
美しいものであったり、理解不能であっても何か強烈にココロに働きかけるものであったり、一瞬を捉えた作品だったり。

兎せんせいも、フラメンコを通じて「面白い芸術」を目指している。

ものすごい技術も必要です。釘付けになるような見せ場も、ほとばしる情熱も然り。

でもやっぱり面白くなくっちゃ
観者と演者がひとつとなり、共有できる空間を生み出すステージをつくりあげることは、まさしく「若松研究室の娘」である兎せんせいの得意技なのでございます

兎せんせいは若松美黄先生のように天才でもなんでもありません。
だということと、ほんの少し魔法が使えるだけで、
がんばっているただの踊り子でございます。

それでも今日の公演を観て、自分のつくってきたもの、目指しているものをようやく認め、そして信じてこれからも進んでいく勇気がわいてきました。
先生のことばに「73歳の挑戦」とありました。
まだまだ40歳。「体力の衰え」だの「才能の限界」だの甘えたことを言っていました。
先生の年齢まであと33年。
たとえ天才と呼ばれなくても、天才!若松美黄仕込みの「面白い芸術」だけは引き継いでいきたいと思います。


帰りは大学院のせんぱい(と言っても15歳年下)と、埼京線で
辛かった修士論文完成までの道のりについて、あれやこれや思い出しては懐かしんでお互いこれからも踊り続けていこうねと誓いあったのでした

          

<mami~naステージのお知らせ
本日11月30日金曜日。
銀座ギャラリー悠玄の地下にて19時~と20時~の2回、
フラメンコライブ「La★Noche de Flamenco 11」があります。
1ドリンク付き、入れ替えなし、2600円でございます。
まだお席に余裕がございますので、お時間のある方はぜひぜひぜひぜひ応援に
いらしてくださいませ
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