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『刑事コロンボ』のピーター・フォーク氏死去

2011-06-25 23:46:05 | 映画・舞台等関連情報や雑感
一時
テレビドラマシリーズ『刑事コロンボ』で一世風靡したピーター・フォークさんが6月23日亡くなりました。83歳でした。
シネマトゥデイよりどうぞ。

「刑事コロンボ」ピーター・フォークさんが83歳で死去

 [シネマトゥデイ映画ニュース] テレビドラマ「刑事コロンボ」シリーズでコロンボを演じた俳優のピーター・フォークさんが23日、ロサンゼルスの自宅で死去したと家族が認めた。83歳だった。

 ピーターさんの養女のキャサリン・フォークさんは、「彼のアルツハイマーはかなり悪化していました」とCBSニュースにコメントしたが直接の死因については触れなかった。ピーターさんは、彼の医師が「彼が自分がコロンボだったことさえも覚えていないことを非常に残念に思う」と語っていたほどアルツハイマーの病状が進んでいたという。

 養女のキャサリンさんは2009年にピーターさんが自身の世話ができないほど弱っているとして、裁判所に財産管理保護人が必要と申し立て、ピーターの妻シェーラさんと争っていたが、裁判所は妻シェーラさんを財産管理保護人に任命していた。

 ピーターさんは「刑事コロンボ」シリーズのコロンボ役でエミー賞の主演男優賞を4回受賞しており、映画『殺人会社』と『ポケット一杯の幸福』でアカデミー賞助演男優賞に2回ノミネートされている。(Bang Media International)


歳がバレるけど、『コロンボ』シリーズは最初にNHK総合TVで放送された頃から観ていました。非常によく出来た倒叙ミステリとして、ミステリファン心を大いにくすぐってくれたものです。特に初期シリーズは、若き日のスティーブン・スピルバーグが監督した「構想の死角」など傑作揃い。日本のTVドラマ界に与えた衝撃や影響も大変なものだったと思います。
後年、フォーク氏自身が製作に関わるようになってからのシリーズ(日本テレビの金曜ロードショー枠で放映されたもの)は、あまり観ていませんでした。
コロンボの声としては故・小池朝雄さんの吹替が有名でしたが、フォーク氏自身の声はもっと高めで早口で、一見冴えない刑事と言うより、特に初期の頃は上流階級や名士に敵意を燃やすガラの悪い刑事という感じで、日米の解釈や雰囲気の違いが面白いと思いました。
『コロンボ』以外のフォーク氏の役では『名探偵登場』のボガート風探偵などが記憶にあります。

記事によれば、ご自身はもうコロンボのことも憶えていらっしゃらなかったとのこと。私も寂しく残念に思います。
でも、今はただ安らかにお休み下さい。

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