Loomings

映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

日記です

2022-03-13 22:36:31 | 雑記

今日も晴天。また出かけようかとも思いましたが、さすがにちょっと疲れたのと、花粉がひどいのとで、家にいることにしました。洗濯して、読みかけの本を読み、録画しておいたTV番組を観たりしてのんびり過ごしました。
昼食はサッポロ一番しょうゆラーメン。昨夜出前館で注文して残しておいたチャーシューとメンマを乗せ、家にあった味玉やほうれん草も加えました。前もって用意していたもので献立ができると、ちょっと達成感があります。常備菜のごぼうとひじきのきんぴらをまた作れたのも嬉しかったです。

さて、録画と再放送で観たのは、テレ朝テレ東それぞれ「西村京太郎先生追悼」と銘打って放送した十津川警部ものでした。特にこのシリーズのファンというわけではないのですが……テレ朝版は高橋英樹&高田純次コンビが鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子さん)とコラボしたトラベルミステリー。テレ東版は船越英一郎&角野卓造で非トラベルミステリーでした。

夜は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。よく「蛮族」呼ばわりされる坂東武者たちの中に降ってわいたナチュラルボーン蛮族な義経に圧倒される回でした。佐竹攻めか交渉かの論議の中、「政治の一環としての戦」には全く興味なく戦いたがり、実戦の経験はないのに「戦に出たら誰にも負けません!」と自信満々に言い切る九郎義経。サブタイトル「根拠なき自信」とは彼のことか
後に交渉が膠着状態になった時、素晴らしい作戦を思いついたりもしますが、それを用いる前に戦が終わってしまい、荒れ狂ったり。そんな九郎に困惑しつつ、見守ったり諌めたりするおじさんたちも面白かったです。
しかし、和睦交渉に赴いた上総介広常も「つまらないことを言われた」というだけの理由で、佐竹義政を一刀のもとに文字通り瞬殺するのですから、まあ結局「蛮族」であることに変わりはないわけですが
始めの方で、捕縛された大庭景親の首をはねたのも上総介でした。命乞いなどせず「あの時頼朝を殺しておけばと、おまえもそう思う時が来るかも知れんな上総介?」と不敵に笑いつつ死を受け容れる景親も見事です。同じく捕らえられ、幽閉と言うより入牢させられた伊東祐親・祐清父子の運命はまだ決していません。

女性たちはと言うと、下女として密かに仮御所に仕える八重への、頼朝の愛妾・亀の狡猾なマウント取りが怖かったです……そんなこととも知らず、八重に想いを寄せ続ける義時のどこかズレたアプローチ。このラブコメ(?)展開はどこへ繋がるのでしょうか?ラブコメと言えば、政子と義時の妹・実衣と阿野全成のほのかな恋模様は可愛かったのですが……
その一方で政子は、御台所としての正しい立居振舞いを身に着けるべく、牧の方とその兄・牧宗親から特訓を受ける日々。これはちゃんと後に繋がる話でしょうし、本心はどうあれ自らを律し、佐殿の正室として必要なことはきちんとこなす政子の性格をも表しています。

義経に話を戻すと、確かに後の戦に於る天才っぷりと非業の最期をも予見させる義経像になっていたと思います。いきなり政子の膝枕でゴロンと横になったり、その後もそうやって甘えたりすることも含め、傍若無人で空気も読めず、どこか非常に幼くて——一昨年の大河ドラマ『麒麟がくる』の信長を思い出す人も多かったようです。この先の頼朝との対立のきっかけをどこに置くかも気になります。

そして頼朝の弟として、既に登場している全成、義経に加え、今回は範頼も馳せ参じ、ラストシーン間近に義円も登場しました。義経=牛若丸ですが、全成と義円はすなわち今若丸、乙若丸。共に常盤御前を母とする兄弟です。昔の絵や講談社の「うしわかまる」絵本などで、今若、乙若の手を引き、牛若を胸に抱いて雪の中を落ちのびて行く常盤御前の図はおなじみですね。
そして、このたび初登場の義円を演じているのが成河(そんは)さん。舞台好きなら知らない人はいないであろう役者さんです。わたしも『エリザベート』のルキーニで初めて観た時、その演技に舌を巻いたものでした。昨年、世田谷パブリックシアターなどで再演された舞台『子午線の祀り』(木下順二)では、義経を演じていました。残念ながら自分は観られなかったのですが……TVでどんな演技を見せてくれるか、楽しみが増えました。

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