昨夜から今朝にかけて、窓を開けて半袖で寝ると少し肌寒く感じます。早い時間からちょっと目が覚めたり寝直したりしつつ、いつも通りに起きることができました。タオル類を洗い、朝食は軽めに。
さて、今日は娘と共に府中市郷土の森博物館の庭園で開催されている「曼珠沙華まつり」を見に行きました。
実は今年が初の開催ということで、娘が以前から興味を持っていたイベントです。開催日程は9/9〜10/1。月の前半も今週末も何かと用事があり、行ける日が今日くらいしかないため、娘の最寄駅で待ち合わせて出かけることにしました。
電車に乗る前に駅前のKFCで軽くお昼を食べて、分倍河原駅へ。乗り換えに使ったことはあるものの、街に降り立つのは初めてです。
駅前の新田義貞公の像。分倍河原の名所の一つですが、間近に見るのは同じく初めてです。駅前のバスロータリーでバスを待ちながら撮りましたが、これから向かうルートの起点(逆ルートからは終点)であるバス停には長蛇の列ができていて、降りる人の数もものすごく多かったです。それでもどうにか座ることができました。
博物館正門前のバス停は終点の一つ前ですが、殆どの乗客はそこで降りました。
博物館の建物を含む園内に入る前に、バス停近くの《郷土の森観光物産店》もちらっと覗いてみました。府中市の農産物や土産物販売コーナー、観光情報や資料のコーナー、そして食堂も備わっています。ここでお昼を食べても良かったかも、とも思いました。
府中市郷土の森観光物産館−トップページー
そこを出ていざ博物館へ。入館料は大人300円です。ただし歴史や郷土の資料を展示する本館は、改修工事のため今月初めから約10ヶ月間休館となっています。
府中市郷土の森博物館|公益財団法人府中文化振興財団
実は広い庭園内も全て「博物館」であり、移築または復元された古民家や役場、農家、また水車小屋なども見て回ることができます。
府中宿の大店「田中家」の屋敷入り口。石碑にある通り、明治天皇が狩りの折に休憩所や宿泊所としてお使いになったそうです。屋敷全体は大き過ぎて、また他にもお客さんが大勢いて撮れませんでした。でも、内部は見学することができて、当時の生活なども窺えます。アップはしませんが、その写真も幾つか撮りました。建物の一部は《美蔵》(みくら)という古民家カフェとなっていますが、そちらも待機の人たちが多くて覗くこともできませんでした。
屋敷脇のお茶室「梅欅庵」へ到る小道。日によってお呈茶席も開かれるようです。
後は少しずつ——
旧府中町役場とその入り口。中にも入れます。
町長室。
職員さんたちが仕事をしていたと思われる部屋は府中町→府中市の歴史解説などの展示室になっています。宿直室や土間の台所(今で言う給湯室?)なども復元されていました。
お隣の旧府中郵便取扱所。
見えにくいけれど森の中のせせらぎ。園内には幾筋かの川が流れ、あちこちから爽やかな水音が聞こえます。
この後、実際に歩いた順路とは前後しますが——
「ハケ下の農家」と呼ばれる旧越智家住宅。稲作農家だということです。「ハケ上」の旧河内家はうまく撮れなかったのでアップしません。なお「ハケ」とは崖線を意味するようです。
水車小屋。精米や製粉に使われたそうです。
というわけで、後は曼珠沙華(彼岸花)の写真を上げていきます。
順不同にバーッと並べてみました。実際はもっとたくさん撮ったのですが、色合いがいまいちだったり人が写り込んだりで、見せられるのはこれくらいです。途中に田んぼや畑もあり、その傍らにも花が咲いていました。
小さい田んぼの周りに案山子も並んでいます。
曼珠沙華は園内いたる所で見られますが、最も見事に咲き揃っているのは一番奥の梅園の下でした。実はそこに植えたのは令和に入ってからだそうで、意外と育ちやすい花なのでしょうか。そこだけではなく、10年くらい前から園内に少しずつ植えていって、現在なんと35万株にまで増えたそうです!
そして今は主役の座を曼珠沙華に譲っている梅も、木の数も種類も多く、その季節にはさぞ美しいことだろうと思います。梅の頃にもまた来たい、と娘と話しましたが、しかしそれには問題が——このことは後述します。
オマケ:梅園で見つけたマンホール。「おすい」と書いてあるのがちょっと……ですが。
ともあれ曼珠沙華は十分見たので、今日は帰ることにしました。もっと見たい場所もありましたが、何しろ歩き回って汗びっしょりでした。日差しはそれほどでもないけれど湿度が高く、パラっと小雨が降る一瞬もありました。
しかし帰る前に「ハケの茶屋」でソフトクリームを求め、一休みすることにしました。娘はマロン、自分は巨峰味。どちらも季節限定でしょうか?疲れのせいかおかげか、ひんやりと甘い(自分の方は少し酸味も)おやつが殊のほか美味しく感じられました。
帰りは少し歩いた所のバス停から中河原駅に出ようか、いっそ中河原まで歩こうかと迷いましたが、本当に道に迷いそうだったし、ちょうど正門前に分倍河原駅行きのバスが来るタイミングだったので、それに乗ることにしました。
バス停には往路の比ではないほどの列ができていた上、今度は起点のバス停ではないため、バスが来た時点で既に満席。それでも無理矢理乗り込みましたが、少し後に並んでいた人たちは乗ることができませんでした。分倍河原駅までの乗車時間は10分あるかないか、ですが、ぎゅうぎゅう詰めの中で揉まれて、降りた時にはヘロヘロでした。
郷土の森自体はは良い所だったし、季節ごとに通いたいと思うのはやまやまなれど、交通の便が悪すぎるのが難点。上で書いた「問題」とはそのことです。府中、分倍河原、中河原、どの駅からも歩くにはやや遠く、バスはそれぞれ30分に1本しか出ません。今日も行き帰りとも超満員。花まつり等のイベントがある時くらい増発してはくれないものでしょうか。自家用車で来る人も団体バスで来る人たちも多いとは思いますが……
よろめくように駅のホームに辿り着き、電車に乗って娘の最寄駅まで戻りました。
とにかく座って休みたかったので、今日もますコメダへ。幸い待たずに入れました。
頼んだのはまたも「小豆小町」のアイス。今日はコーヒーベースの「葵」です。
そこで1時間くらいゆっくり体を休め、他には買い物もせず、娘と別れてすぐバスで帰りました。夕食までショッピングセンター内をフラフラ見て回るには疲れ過ぎていたし汗もかき過ぎていましたから。
帰宅後は洗濯物を取り込んで即シャワー。汗と汚れを一気に洗い流してスッキリしました。
晩ごはんは途中のコンビニで買った辛味噌ラーメン。味噌ラーメンは先日も食べたばかりですが、汗をかいて疲れた時にはやはり利きます。辛味噌と言っても激辛ではなく、野菜多めだったのもありがたいです。『孤独のグルメ』再放送の五郎さんは美味しそうな本格海老雲呑麺を食べていました。
『孤独のグルメ』の後は同じテレ東で【世界が騒然!本当にあった(秘)衝撃ファイル】を視聴。()部分は「マル秘」です。なんだかんだで月に一度の楽しみ(?)になっている今日この頃です。UFO部分は殆ど観ず、殺人事件ファイル部分が「楽しみ」などと言っていたら人格を疑われそうですが
最後に郷土の森の公式ツイートも貼っておきます。
ようやく曼珠沙華とハギのトンネルが見頃になりました✨見頃は来週末まで続きそうです!早めに咲いた白いヒガンバナなどは色褪せてきましたのでお早めに!当館で秋の訪れをお楽しみください♪※天候等により見頃の時期は前後しますので事前に開花状況をお確かめください。#曼珠沙華 #郷土の森博物館 pic.twitter.com/rOWh8hAzp8
— 府中市郷土の森博物館【公式】 (@kyodo_no_mori) September 22, 2023
【曼珠沙華情報】現在綺麗に咲いている場所は、園内南側の大階段上の梅園エリアです✨早めに咲き始めた平右衛門広場、田んぼ・水路付近のヒガンバナは終わりかけです(>_<)ヒガンバナは開花してから色褪せるまでが非常に早いので、タイミングをお見逃しなく!#曼珠沙華 #ヒガンバナ #郷土の森博物館 pic.twitter.com/HA6XumOJ2q
— 府中市郷土の森博物館【公式】 (@kyodo_no_mori) September 26, 2023
萩も見頃だったんですね。そちらの方まで足を伸ばせなくて残念でした。今年初開催の「曼珠沙華まつり」ですが、実は夏の猛暑が猛暑過ぎて開花が遅れたと聞きました。人にも花にも酷な今年の夏は、まさに災害レベルでした。