Loomings

映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

おでかけおかえり

2022-08-07 21:50:34 | 雑記

昨夜は帝国劇場で『ミス・サイゴン』を観た後、日比谷のホテルで一泊。カフェラテを2杯飲んだからか興奮し過ぎたのか、あまり安眠できませんでした。
作品の感想はまた改めて——って、いつになることやら。今日は「日記」的な内容のみ少し記しておきます。

開演が18時だったので、夕食は少し早めの17時ちょっと前に日比谷シャンテにて。シャンテとサイゴンとのコラボメニューから《築地 寿司清》さんの「エンジニアのジャパニーズドリーム!」をいただきました。トップ画像 ↑ がそれです。日比谷へ行くとよく寄るお店ですが、相変わらず美味しかったです。
コラボメニューは日比谷ミッドタウンでも行なっていて、そちらにも気になるメニューはあったのですが、寄る余裕がありませんでした。

帝劇ではオフィシャルグッズ売り場にも寄り、公演プログラムの他、自分用に扇子、娘のためにTシャツを買いました。扇子はもちろん即!使いました

本日の朝食はホテル内と言うか、同じ建物内のレストランにて、和朝食を頼みました。疲れた体にお味噌汁が沁みます。
ホテルの部屋に戻って仮眠した後、昼少し前に出立。昼食はまたシャンテの《麻布茶房》にて。
こちら ↓ コラボメニューではなくあんかけ塩焼きそばです。



帰りは少し遠回りして、娘の家の最寄駅まで電車で。予想より早く戻れました。駅ビル内のカフェのアイスチャイでひと休み。日曜日かつ夏休みなのに電車も店内も意外とすいていました。むしろ夏休みだから、なのかもしれませんね。
その後は長居せず、駅前スーパーで食料品を少し買って娘と別れ、今日はタクシーで帰宅しました。

家に着いたらまずエアコンを入れ、宿泊に持って行ったものや今日買ったものを荷ほどきして、すぐ洗濯です。全部干し終わるのは夕方になってしまいましたが、まだ日は長いし、まあまあ乾いたと思います。
夕食は冷凍ごはんに買い置き作り置きのおかずでなんとか献立ができました。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』感想は短めに。サブタイトル「全成の確率」。
京都から下向していた蹴鞠コーチ平知康と時連の別れと改名の奨め。その意を受け、時連はのちに「時房」(ただし父や義母からは「トキューサ」としか呼ばれない)と名を改めることとなります。
知康さん、時連くんにとっては良い師匠だったのね、としみじみする間もなく、彼らの思わぬ行動のせいで、阿野全成の将軍頼家への呪詛が発覚。叔父である全成に信頼を寄せかけていた頼家は激怒する。義時や大江広元らのとりなしにより、問題はいったん棚上げされるも、能員の手の者により全成は捕らえられてしまう。
頼朝の弟だった人が拷問にかけられ監禁されるなどの目に遭いますが、じっさい必ずしも冤罪とは言えないのがつらいところです。

呪詛を依頼した時政夫妻と比企との争いが激化することを案じた義時は、有力御家人たちに働きかけ、仲裁と全成の助命を訴えることを画策するが、頼家側近の若き五人衆が全成の妻である実衣をも引き渡せと、政子の許に押しかける。政子は一歩も退かず、仁田常忠を文字通り盾として、彼らを退散させる。
評議の末、頼家の命により、全成は八田知家の領地である常陸国へ流罪となる。全成と実衣の別れの場面が切ないです……

またこの頃、頼家は御家人たちの所領の再分配を計画。比企能員に対しても、その所領を近隣の御家人たちに分け与えると言い出す。怒った能員は配流先に全成を訪れ、実衣を守るためと唆して、再び呪具を手渡す。
呪詛返しか呪詛の重複か、どちらにしてもろくなことにはならないだろう、と思ったけれど、実はこれこそ能員の謀略だったんですね。再びの呪詛、更に鎌倉殿への謀叛の疑いにより、全成に死罪が命じられます。

追記:謀略と思ったけれど、録画を見直したところ能員は本気で頼家の抹殺を願っていたんですね。八田殿から鎌倉殿へのご注進により、再びの呪詛行為が発覚、能員は自分に火の粉がかからぬ内にと全成の謀叛を力説したという流れでした。

この全成処刑前後のシーンが凄かったです。監禁されていた古屋の裏庭に連れ出された全成が、真言を唱え、九字を唱えて印を結ぶうち、雨風が吹きすさび雷鳴轟き、大きい木が倒れ、処刑人の武士たちも恐れて手が出せない。初めて実衣と出会った時には風を招ぶことなどできなかった九字。法力や呪力などないと思われていた全成が、妻の無事を祈る一念、その愛によって、ついに天をも動かしたのです。
しかし、そこはいつも冷静な八田知家が最後の一刀を下すのですが、このとき彼が口にした「悪禅師」(これが全成の歴史上の二つ名)という呼びかけは、むしろ敬意ではないかとの考察もありました。

鎌倉で義時の口を通して、夫の最期の様子をつぶさに聞いた実衣は、誇らしげに微笑みながら涙を流します。
チャーミングな仲良し夫婦を見舞った悲劇に、ツイッターのTLも阿鼻叫喚、悲嘆の声があふれていました。
死罪を命じた頼家自身も後悔しているそぶりと言うか、後味悪そうな表情を見せていましたし。

有力御家人同士の対立に起因する讒訴、謀略、死の連鎖——こんなことはもうたくさんだと、比企能員との対決に臨む義時。善児まで伴い、能員の謀略やその魂胆を、将軍頼家自身の耳にも入れることを告げるが、まさにその時、頼家は急な病の床に就き、意識不明の重態に陥っていたのだった——

全成・実衣夫妻に胸が痛むのはもちろん、今回は比企能員役・佐藤二朗さんの演技も凄まじかったです。「怪演」という言葉はあまり使いたくないけれど、愛嬌ある表情の直後の憤怒、狡猾さ、悪意や野心等々、この男の内部に渦巻くもの、その底知れなさに慄然とさせられました。
しかし、彼の命運もいよいよ次週あたりで尽きることとなるのでしょうか……

大河ドラマの後はEテレで【クラシック音楽館】。なんと冷凍保存されていたという往年の巨匠の名演奏から、バーンスタイン指揮によるロンドン交響楽団のマーラー『復活』。そしてベーム指揮ウィーンフィルによるモーツァルト29番の一部も放送されました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日のおでかけ | トップ | 日記です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑記」カテゴリの最新記事