ガンガン戦―IXA―二〇〇九 冬の陣スクウェア・エニックスこのアイテムの詳細を見る |
のち
現在スクウェア・エニックスより、『ガンガン戦―IXA―二〇〇九 冬の陣』なる新雑誌が発売中。あるんだかないんだか判らない「戦国ブーム」に便乗しての発刊ではありますが、戦国時代だけでなく、幕末や三国志も含めての「それ」系マンガ雑誌です。
正直言って、これを「歴史系」とは呼べないでしょう。いや、表紙に堂々と「New アジアンファンタジーマガジン」と書いてあるくらいだから、出版側もそんなことは先刻承知なんだと思います(笑)。
それでも、マンガ部分は「そういうもの」と思って読めばいいけれど、それ以外の記事やコラムが堪えられません。
「戦女子(イクサーヌ)」たあ何だ?「萌え城」って何じゃオイ!? 今さら「歴ドル」ってあんた……
そして、口にするのも文章に表すのも厭わしき「あれ」の特集記事が堪え難く存じまする。もはや目の穢れと申し上げても過言ではございませぬ。
殆ど唯一の救いは『戦國ストレイズ』外伝。本当に一服の清涼剤でした。
でもあれって、殿の「奇妙なネーミングセンス」を話題にしたかっただけですよね
後にその犠牲となるのが、本当に「奇妙」な名前をつけられてしまったご長男なわけで……
そんなわけで、次号が出てもおそらく買わないと思います。本当に『ストレイズ』だけ立ち読みできたらなあ……
ところで、NHKで始まった新ドラマ『坂の上の雲』を観ました。時間の都合で最初からは観られませんでしたが、面白かったです。
メイン脚本家は野沢尚さん。これが遺作となってしまったんですね……「監修」として池端俊策さんの名前がクレジットされていましたが、池端さんやNHKの名ディレクター岡崎栄さん等によって、野沢氏の遺した脚本を完成させたそうです。
その他のスタッフやキャスティングを見ても、『天地人』とは段違いの予算の掛け方と力の入れように、申し訳ないけれど笑ってしまいました。つくづく『天地人』はいろいろな意味で不幸な大河ドラマだったと思います……