ダービー馬のその後

2023-03-26 23:00:28 | 競馬

■ダービー馬のその後

(参考)WIKI東京優駿

 先日のドバイワールドカップミーティング(以下ドバイミーティング)、イクイノックスやウシュバテソーロ(ともう一頭圧勝した馬がいたはず)が快勝した一方、ドウデュースは事前の故障で出られなくて残念でした。僕はダービーを勝ったこの馬の活躍に一番期待してた。凱旋門賞では馬場が合わず?惨敗したもののその後の調整で復帰初戦を快勝しここが試金石になりそうだったのでね。今回のドバイターフの内容なら、ダノンベルーガを物差しにしてドウデュースが日本で見せたようなパフォーマンスで十分勝利できたと思います。

そこでふと思った。
グレード制導入以降のダービー馬(ルドルフ以降)で、古馬G1(海外含め)を勝った馬ってどれくらいいるんだろう?と。
とりあえず列挙してみます。

・1984シンボリルドルフ (JC、有馬記念2回、天皇賞春)
・1986ダイナガリバー (有馬記念)
・1991トウカイテイオー(JC、有馬記念)
・1994ナリタブライアン (有馬記念)
・1998スペシャルウィーク(JC、天皇賞春・秋)
・2001ジャングルポケット(JC)
・2005ディープインパクト(JC、有馬記念、宝塚記念、天皇賞春)
・2006メイショウサムソン(天皇賞春・秋)
・2007ウオッカ(JC、VM、安田記念2回、天皇賞秋)
・2010エイシンフラッシュ(天皇賞秋)
・2011オルフェーヴル(有馬記念2回、宝塚記念)
・2017レイデオロ(天皇賞秋)
・2020コントレイル(JC)
・2021シャフリヤール(ドバイSC)

 1984~2023年のドウデュースまで39頭の日本ダービー馬でその後古馬G1を勝った馬はこれだけ。14頭、割合にして36%。そもそもG1を2勝以上する事が難しいのだけど、ダービーが世代最高の栄誉と言われる割には少し寂しい数かなと思う。この内、”古馬になってから”の古馬G1勝ち馬となるとナリタブライアン等3頭減って11頭となる。もはや1/3以下。逆に大阪杯をG1として含めるとネオユニヴァースが入ったりはするのですがね。

 軽くグレード制導入前も見てみましたらさらに数が少ない様子でした(古馬G1の数も少ないし、競争体系も違うので単純比較はできませんが)。前年のミスターシービーの前は4年前のカツラノハイセイコ、さらにその前はとなると6年もさかのぼってタケホープになってしまう。

 

■2023年のドバイミーティングについて

 やっぱり話題の中心は”砂の”ドバイWC日本調教馬初勝利のウシュバテソーロと、ドバイSC圧勝のイクイノックスという事になる。

 両馬とも展開には恵まれたと思う、特にドバイWCの方。ドバイSCの方は展開にも恵まれたし、恵まれなかったとしても勝っただろうと思いました。前半スローからの後半58秒台の展開、なぜ他の馬は前に行かなかったんだろう。ここまで自在の競馬が出来る馬となると距離もまた不問な気がします。ペースが遅くてもかからず、早くても遅れず。この馬体質的な問題か出走回数が少ないので今年も後3戦ぐらいかなと、どこ行くか気になりますね。個人所有なら種牡馬価値を考えた引退時期を重視してレース選ぶんだろうけど、シルクレーシングだからどうするのかなぁ。

 余談になりますが、僕はJCを春に行うもしくは春と秋に行うべきだと思っています。国内で戦う馬が大阪杯~宝塚記念、天皇賞(春)~宝塚記念はどちらも間隔が長いですよね…。ダービーと同日開催くらいで同じ2400mの古馬戦をやればドバイSC参戦組の参戦が期待できるかもしれない。グローバルな時代だから国内にこだわる必要ないと言えばそうですがね。日本にもドバイミーティングやアメリカブリーダーズカップデー、香港国際競争みたいな複数G1やる日があってもいいと思う。改革をやれるのは売り上げが右肩上がりの今でしょうね。

 さて、話をもどして次走が気になると言えばウシュバテソーロもそうでこの馬はほんとどこいくんだろうwこの馬が2戦前に勝った東京大賞典は、一応国際的に認められたG1格である事を馬券買ってる奴ですら知らない可能性もある地方唯一のG1レース。その価値が一気に上がって外国馬の参戦があるようになれば嬉しいです。ダート競馬はもっと盛り上がって欲しい。

 


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