Rainbow*Heart

ヤプログさんからのお引越し私的な記録である。

園主催保護者研修@年中1回目

2011-10-09 00:05:46 | 園生活@年中期間




ご訪問ありがとうございます。

広島ブログ




月曜日は(いつの話しって感じですがw)Agの通う園で



保護者研修会が行われました



「T園における療育の意味とその様子」というテーマで



T園の構造化の説明とか特性の話しとか



あと園児の様子を動画で観たりと盛りだくさんでした




冒頭で講師の先生が保護者に向かって質問されました(レジュメが配られる前)





Q1・・・子育てで大事にしていること



Q2・・・幼児期につけたい力




私、一番に指名されちゃうんだよねぇ~こんな時は




私が答えたのは



Q1が



子育てのモットーがもともと「遊び心」だったため、まーっ笑うこと



子育てだけじゃなく「褒めて伸ばす」ということを心がけている。



Q2が


堅苦しい表現になりますが「肯定感を育てる」




こんな風に答えました



そして他の保護者お二方の答えは



善悪とか、子供の気持ちを考えるとか



自分のことが自分でできる自立面のことなんかが出てきました



子育て中のみなさんもパッと浮んだことをコメントいただけると



あーっそうなんだねっって盛り上がるんでよろしくww




ほんとうにどの講座でも子育てのベースとなるものは



生活リズムを整えたり



もちろん親の愛情も大事な要素だし



当たり前、それありきだと思っていたので



私的にはパッと浮んだのがこんな感じでしたが



どのご意見も間違っちゃいませんよね



それからT園での構造化の話しが始まり



活動一つに一つの場所(いわゆる場所を区切る)構造化を



最初から体感したり教えていくのがT園流(いわゆる構造化の基本)



最初に「この場所は○○をするところ」というのを教えていくことから始まるので



整理統合ができ自閉っ子の学びを助ける環境作りがなされています。



もうさんざんT園の素晴らしさはブログで語ってきていますので



ここでは事細かに書きませんが



ワークシステムについては



1番に教えていることで



「終わり」の概念が獲得できたり



一人で視覚的な指示に従って行うので



自分は出来るという自信につながる(これが自己肯定感です)



そしてワークシステムの魅力は



それをベースに学校生活や仕事につながりやすいという



将来を見越したスキル獲得に一役かっていることです



やっているワークも個々に違うのと



少しずつスキルもUPしていきます






さて・・・物理的構造化(仕切りなど場所の構造化)は



T園では「ワークエリア」「センソリーエリア」「プレイエリア」「ホール遊び」「趣味のエリア」を



スケジュールでそれぞれが活動します。



「ワークエリア」は先出の目的と共に



指先や学習、積み木やブロックなどの三次元の獲得



そして・・・気持ちの切り替えにも効果があるようでして



かなり前にT園が夕方の地方情報番組で取材された時のお話がありましたが



ある園児が報道陣が居る異様な雰囲気にパニック寸前だったところ



ワークエリアに入って平常を取り戻すという場面があったそうです



先生曰く・・・ワークエリアでワークを行うことによって



平常で良いんだって園児が気付いて穏やかになったということらしいですが



知らない人が見たら「この子のどこが発達障害なんですか?」という疑問がわくようなエピソード



誰から何かを言われるのではなく(指示)



自分で見て自分で出来るという分かる世界(構造化により)が



この子たちをどんなに平穏でいさせてくれるのだろう・・・



このお話を聞いて、そんな風にまた思いました。





「センソリーエリア」については



一人で落ち着くことのできる場所と感覚のニーズを満たしてあげるエリアで



これも大切な要素のひとつです。




「プレイエリア」では



おもちゃで遊ぶことや



友達とのやりとり



おもちゃの使い方を知るといった活動の意味があります。




「ホール遊び」では



発散をしたり



体の使い方はもちろん、感覚的なニーズを満たす



お友だちとの関わりかたやルールを学んだりできる場所です。





「趣味のエリア」は



毎年、園児の好きな物に応じて何個かチョイスされているようで



パズルやビーナ、お絵かき、シール貼り、工作、本など




余暇活動の基盤となるひとりで過ごす時間の使い方を知るエリアとなっています。




余暇活動・・・自閉っ子にはとっても重要になってくることですが



数々の講座を拝聴して、どの先生も言われている共通点は



自由な時間ほど自閉っ子には苦痛だということ



やる事が決まっている方が行動問題にもつながりにくく



子供達には平穏な時間を過ごせるといったことです



何度も何度も繰りかえし聞くこのキーポイント



今回は身近な園児を対象に色んな場面の動画が見れて



より具体的に療育の意味を知ることができました




T園ではこの構造化の他



スケジュール(見通しをもった生活をするため・大きな意味での時間の概念)



PECS(自分の伝えたいことが伝えられる)



社会のルール・人とのやりとり



お手伝い



楽しさを感じるということ



これが軸に構成されています。





そして冒頭の質問の答え的なことがまとめでレジュメに載っていました。



親としての役割


①生活のリズムをつけること
②子どもの状態や今を知るということ(将来的な目標と短期の目標を持ってみよう)
③大好きだよと伝えること
④自己肯定感「ぼく、わたしもできる」という気持ちを育ててあげること
⑤一緒に感じてあげられること
⑥子供の気持ちを読んであげること
⑦良いこと悪いことを伝える
⑧家の仕事お教える



私が思うに



①、③、⑤、⑥はもう当然、どんな子育てにも言えることなんですが



②は、発達障害の特性を知り、子供の状態を知った上でのことになってきますよねっ



だからこそ色んな講座で勉強したりしているのです。



④は・・・常々思っていることで



どんなに発達がアンバランスな子でも



やれば出来る達成感などは味わいたいというか



自分を否定して生きてきた私にも言えることですが



自分を好きになれる(自信が持てる)ってことは



何モノにも変えがたい力なんですよねぇ



特に小さな頃から出来ることと出来ないことの差が激しくて



怒られがちで自分を責めがちな自閉っ子にとっては



大事なポイントだと思っています。



⑦、⑧は・・・言葉の理解が難しい子にどのように教えれば良いのか?



だからこそ、特性支援(特性を知り特性を加味した療育)で



自閉っ子にも分かるように教えていかなければいけないんですよ




・・・一昔前の「たっぷり愛情を注いで、ただ受容(甘やかす)だけの療育」では



子供の可能性を踏みにじっているに等しいことだと思っています。



自閉っ子に失礼ですw



言葉だけで形だけ机に座らせることだけしているところ



特別支援教育でもしかり



支援しなくてもそれなりに成長はします



けれども、きちんと特性に応じて支援してあげている子供と



そうでない子供の何が違うのか



一人の人間で両方を経験することは難しいですが



当事者本なんかを読むとよく分かります



特性支援されていれば、大人になるまで



大人になってどんなに楽だっただろうかと・・・



曖昧な混乱の世界から明確な世界へ



導いてあげられるのは



それをチョイスする親の責務だと私は強く思っています。




キツイこと言ってますが



まーっでもねっ



レジュメの最後にはこう締めくくられていました



・親の思いと子どもの思いは違う→もしも私だったら?の視点で振り返る

・親で完璧な親はいない→子どもと一緒に成長する


今大切にしたいことを大切にする








T園の素晴らしさ



それを運営する先生方の素晴らしさ



そして何よりも素晴らしいのが



愛すべき自閉っ子たちの可愛さ




とっても素敵な研修でした










※私の記事では、いつも発達障害全般のことを「自閉っ子」と表記しておりますんで
広い意味で置き換えていただければと思います。





















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広島最大のハンドメイドイベントですので


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