ざっきばやしはなあるき  

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『憐れみの3章』

2024-10-14 17:31:14 | Weblog
『憐れみの3章 KINDS OF KINDNESS』
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エマ・ストーン/ジェシー・プレモンス/ウィレム・デフォー/マーガレット・クアリー/ホン・チャウ/ジョー・アルウィン/ママドゥ・アティエ/ハンター・シェイファー

 年初めに見た『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督作品。あの映画はファンタジックな異国情緒と、予想外のエロ満載で良い意味でも悪い意味でも素晴らしい映画だった。かもしれない。が、この『憐れみの3章』は精神的にイタい映画。かもしれない。上映時間は全部で3時間弱なのでイタみが長引く映画。かもしれない。

 同じ俳優さんたちが50数分ずつの別々の物語3編に出て来て、なんとなぁく気持ち悪い役柄を演じている。ちょっとずつ変なもんに取り憑かれていて、常軌を逸した行動に走る。それによって迷惑をかけられる人もいて、なんとなぁく違和感を感じたまま見させられる物語。

 話が進むにつれて新たに異常も増えて行き、わかってくることもあるし、わからないままのこともある。そして理解不能なエンディングへと向かう。ゲゲッそんなことするの? とか、え~~ェそっちか? とか、そこで踊るんか! とか、R.M.Fって何? とか思っているうちに気分が晴れないまま見終わってしまった。「謎解き」みたいなものは自分でやれと言われた気分。ま、いいか!



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