ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

2019-09-02 19:20:38 | 映画[わ]
 



監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット/マーゴット・ロビー/ジュリア・バターズ

 

 最近ちょっと落ち目気味な俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と彼のスタントマンをしているクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の日常を描いた物語。タラちゃんの映画だからどんな日常の中にどんな非日常が現れるのか、きっと現れるに違いない、何もないなんてはずがない、絶対ヤバイ奴らが現れて、撃ち合って、皆殺しだ!金はどこだ?女はどこだ?脳みそ爆発だ!いつだ?どこだ?と思いながら見ている自分がいる。喜劇ではないので真っ向から笑わせようというのでなく、なんとなくフフッと笑えてしまうというスタンスの、か弱い面白さが漂う。

 

 1960年代の映画界がテーマになっている作品なので、行ったことは無いけれど古き良き時代の旧車が走る街角。リック・ダルトンの愛車はクリームイエローのキャデラック。クリフ・ブースの愛車はライトブルーのカルマンギア。私の大好きな『キル・ビル』にも登場していたカルマンギア。そして流れるオールディーズのミュージック。ふと《Circle Game》が流れてきて懐かしく思う。といっても私が懐かしいのはアグネス・チャン・バージョンだったりするけど。

 

 マーゴット・ロビーは美人だし、ジュリア・バターズは知的でかわいいし、ブラッド・ピットはかっこいいし、歳とってもシュっとした顔しているし、べらぼうに強いし、ブルース・リーより強い? そうそう、映画界の有名人もいろいろ出て来る。ブルース・リーだったり、スティーブ・マックィーンだったり、シャロン・テートだったり。えっ?シャロン・テート? 隣人がシャロン・テート? なんか嫌な予感がする・・・

 

コメント

ワールド・トレード・センター

2006-10-10 00:27:18 | 映画[わ]

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 ユナイテッド93に続いて、9.11を扱った映画。こちらはWTCで悲劇に見舞われる警察官の物語。生き埋めにされて生きた心地もしない閉塞感や、人命救助の使命感に突き動かされる人々の温かさ、残された家族の不安や悲しみ、愛情に焦点を絞った災害映画になっている。テロリストがどうのという事件の背景にはそれほど立ち入らず、その時点で知り得る範囲の情報で、今なにをやるべきかという任務に沿って行動する警察官が主人公。もちろんあの事件の悲惨さは充分に伝わってくる。大災厄が訪れる前の何気ないニューヨークの朝の情景がとても印象的だ。そこには何の前触れも嫌な予感もない。本当に普通の9月11日が始まるだけなのだ。これもいい映画だが、個人的にはユナイテッド93のほうが好みではある。
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