ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』

2021-10-04 21:21:58 | 映画[な]
『007 No Time to Die』
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:ダニエル・クレイグ/ラミ・マレック/アナ・デ・アルマス/レア・セドゥ/ラシャーナ・リンチ/レイフ・ファインズ/ベン・ウィショー

 6年ぶり25作目の007、ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンド。当初はダニエル・クレイグで5作も続くなんて思ってなかった。だって悪役みたいな顔だったもん。でも5作もやっていると何の違和感もなく受け入れられた。そう思った頃には007は別の人になってしまう。世の中ってそう言うものだ。

 そして凶悪な敵役として、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディー・マーキュリーを演じたラミ・マレックが出演。あの独特の雰囲気が醸し出すゾっとするような悪役味が際立っている。

 ボンドガールとしては、CIAエージェントのパロマ(アナ・デ・アルマス)が登場するシーンは満面の笑顔で見ていられる潤いのひとときである。007の映画ではやっぱりボンドガールは外せない。

 再び活躍しているアストンマーチンDB5。このクルマ、物凄くカッコいいかというと少し考えてしまうのだが、レトロでエレガントなスタイルではある。他にはない特別感を持ってしまうのは007で使われたからなのかもしれない。



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『夏への扉 - キミのいる未来へ -』

2021-06-26 23:08:36 | 映画[な]
『夏への扉 - キミのいる未来へ -』
原作:ロバート・A・ハインライン
監督:三木孝浩
出演:山﨑賢人、清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨 臨、原田泰造
主題歌:サプライズ/LiSA
挿入歌:CROSS ROAD/Mr.Children

 ハインラインの時をかける系の名作SF小説が映画になった。それもまさかの日本を舞台にした邦画になっちゃった。でも筋書きの主なポイントはしっかり押さえられているので、何の予習もしなくてもわかりやすい映画になっている。

 誰が何の役で出演するとかしないとか、そういう情報は仕入れて行かないほうが映画をより楽しめるという気がした。藤木直人が出てくるあたりから笑いの要素も混じってくる。夏菜も美貌を見せつけるし、ヒロインの清原果耶も女子高生役で、朝ドラとは雰囲気が違う。

 「バック・トゥ・ザ・フューチャーかよ!」ってツッコみたくなるシーンもいくつかあるけれど、同類のタイムトラベル映画なのでそれを感じるのもまた楽しい。『笑うなよ!』・・・『実はタイムマ

 この物語の一番の呼び物はコールドスリープ(冷凍睡眠)というよくあるやつで←よくはねぇが! 難病の人が医療の進歩した未来に夢を託して冷凍睡眠に入るという物語はよくあるやつで←あぁよくあるね! この映画の主人公は病気でもないのに30年も冷凍睡眠することになる。目覚めた未来は2025年の東京ということで、未来風景のお膳立ては割と楽ちん設計。それでもSFの中の世界なのでなにやら科学技術がスゴイことになっていたりする。

 そしてこの物語の一番大事な要素は猫のピートだ。科学者の主人公が飼っている猫で、あらゆる景色にピートが出てくる。ストーリー展開に積極的に絡んでくるわけではないので小説だったらどうってこともないが、映画ではリアルな猫にゃん映像が見られるので猫好きには見逃せない。ピートはいつも外へ出たがる。ドアを開ければ必ずそのひとつはに通じると確信して生きているのだ。




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『22年目の告白 - 私が殺人犯です -』

2017-06-11 20:54:54 | 映画[な]
『22年目の告白 - 私が殺人犯です -』

 監督:入江悠
 出演:藤原竜也/伊藤英明/岩城滉一/夏帆

 時効が成立した後に名乗り出た連続殺人犯、顔をさらして告白本のサイン会までやっちゃう狂気。そいつがまたイケメン(藤原竜也)なので、アイドル並に崇拝してしまう無責任な国民、賛否両論入り乱れる中、当時犯人を追っていて手掛かりの掴めぬまま時効を迎えた刑事(伊藤英明)が怒り新党・・・さて結末はいかに?ってことで、ネタバレ厳禁な映画だけれど、それなりに面白かった。というか、だいたい映画全般、ネタバレ禁止のはずなんだけど。
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『信長協奏曲』

2016-03-06 19:39:39 | 映画[な]
『信長協奏曲(NOBUNAGA CONCERTO)』

 監督:松山博昭  
 出演:小栗旬、柴咲コウ、古田新太、山田孝之、向井理

 高校生・サブロー(小栗旬)が戦国時代にタイムスリップして、信長と入れ替わって大活躍。という映画なんだけど、始まって早々に、そのくだりのダイジェストが流れる。そこではじめて感づいた。あれ?これって続編かな? 家に帰ってからわかったのだが、これはテレビで放映されたドラマの続きだった。んでも、そのドラマ見たことがなかった。それどころか、アニメもやっていたらしい。んでも、そのアニメも見たことなかった。それどころか、コミックも出ているらしい。んでも、そのコミックも読んだことがなかった。こんな無知のまま何でこの映画見ようと思ったのだ? いや、面白そうだったから。戦国時代にタイムスリップと言ったら「戦国自衛隊」もあることだし、まぁ、よくある現象だから驚くほどの事でもない。というわけで、サブローが信長と出会ってからのシーンなどほとんど知らずに、なんか途中から見てるような複雑な気分で見たけれど、それでも面白く信長のクライマックスが見られたのでよかった。コミックはまだ続いているようで、結末も違うらしいがそっちはたぶん読まないから問題ない。
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『ノルウェイの森』

2010-12-15 22:00:04 | 映画[な]
『ノルウェイの森』

 村上春樹原作、トラン・アン・ユン監督、松山ケンイチ、菊地凛子主演。原作を読む前は、ビートルズが流れるノルウェイの話だと思っていたが、実際に読んでから何年経ったのか忘れてしまい、内容も忘れてしまった。そういう人には特に違和感なく見られるラブストーリー。青春の感情ほとばしる起伏に富んだ物語が、松山ケンイチの淡々とした物腰につられて、わりと平坦に進んで行く。まるで全てが思い出みたいで。
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『ナイト&デイ』

2010-10-14 21:07:26 | 映画[な]
『ナイト&デイ』

 トム・クルーズ&キャメロン・ディアス主演。いきなり始まるハードバトルから手を変え品を変え場所を変えて、いろいろ無茶なありえないアクションシーンが怒涛のごとく寄せては返す。そして、いたる所に粋な小ボケシーンも盛り込んで、フフッと含み笑いをしながら楽しめるオーソドックスなアクション&ラブコメディという雰囲気の映画になっている。
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『七瀬ふたたび』

2010-10-02 23:03:03 | 映画[な]
『七瀬ふたたび』

 筒井康隆原作。テレパス火田七瀬の超能力SF。『家族八景』と『エディプスの恋人』の間をつなぐテレパス七瀬3部作のひとつが映画化。TVドラマは何度か作られたが、映画化は初めてのようだ。春には『時をかける少女』も上映された今年は、筒井さんの作家生活50周年だそうで、わりとめでたい。

 他人の意識を読み取るテレパシー能力を持つために、周りの人からバケモノ呼ばわりされてしまう七瀬が、予知能力、念動力、タイムトラベラーなど、同じ境遇の孤独な超能力者たちと出会って敵と戦うストーリー。七瀬役はよく知らないけど芦名星。

 本編の始まる前に、プロローグとして、七瀬の生い立ち、イメージを紹介するようなショートフィルムも上映された。これはスカシカシパンでお馴染みのギガント怪奇アイドルしょこたんが初監督したもの。
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2012

2009-12-12 22:22:27 | 映画[な]
『2012』
 
 映画館に行く前に街角のチケット売り場で「2012」の前売りチケットを買ったら店員に「まだやってますか?」と聞かれた。店頭に並べておきながらなんちゅこと聞くねん(;´o`)

 映画館に着いたらやたら混雑していて「本日のONE PIECEは全て完売です」などと叫んでいる館内に並んでいたが、みんな別な映画を見に来たようで、お好みの座席を取ることができた。どうやらまだやっているようだ。

 「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」、「紀元前1万年」などのローランド・エメリッヒ監督によるノストラダムスの大暴言の二の舞みたいな映画。「インデペンデンス・デイ」はアンチウイルスを入れてなかった宇宙人がコテンパンにやられる映画。「デイ・アフター・トゥモロー」は地球が凍ってしまって自由の女神が溺れる映画。今度は凍るだけじゃ許しくれない映画だけど、1999年7の月にも人類は滅亡しなかったので大丈夫だろうという趣旨の映画であるわけもなく、地球はえらいことになってゆく。

 地球温暖化が引き起こす「デイ・アフター・トゥモロー」の場合は、だから排ガスを規制しようとか教育的指導にもつながるが、太陽や天体のせいで世紀末が来るのでは人間側としてはどうしようもない。2012年ってことは、せっかく地デジ対応テレビにしても1年半しか役に立たないぞ・・・

 さあどうだ、大作だぞ!という臭いをぷんぷんさせた作りは毎度のことだが、こういうディザスタームービーはえらいことになってゆくシーンのVFXの出来具合を大画面で見るのが楽しみでもある。とはいえ、クルマや飛行機での脱出シーンは、映画ならではの危機一髪がハマりすぎて、半笑いしながら見てしまった。
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20世紀少年 最終章

2009-09-06 19:39:48 | 映画[な]
『20世紀少年 最終章 ぼくらの旗』

 ケンヂくんと遊ぶ映画、3部作のファイナルディビジョン。ケンヂくんたちが少年のころ、原っぱの秘密基地で描いた未来が現実となり、世界は滅亡することになった。

 俳優、タレントがたくさん出演していて、あ、こんなとこにこんな人が、あ、この太いのはメイクだったのか、とか気が付いて笑うのもまた楽しい。

 そして、まあ、原作は知らないので、最後まで見て、ふ~ん、そーゆー話だったのね、と、納得できた。適度にいい感じの終わり方をしているんじゃないかと思う。東京と大阪の区別がよくわからんけど、まあいいか。
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ノウイング

2009-07-12 18:53:56 | 映画[な]
『ノウイング』

 ニコラス・オヤジ主演の地球消滅とか言ってるディザスタームービー。

「しまったぁ!・・・見ちゃったやん」

 50年前に小学校の地中に埋められたタイムカプセルから、歴史上の大惨事の予告めいたものが出てきた。偶然それを手にしたオヤジが、そのことに気づいて大騒ぎをするというキワモノSF映画。その予告の中には、これから起こるはずの大惨事の日付も記されていた。ノストラダムスみたいなものだ。「地球が静止する日」なんて映画もあったなぁ。

 荒唐無稽な話には違いないが、お約束のVFX満載で、悲惨な大惨事が趙迫力で描かれる。飛行機が斜めに落っこちてくるシーンは臨場感があってよい。
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20世紀少年 第2章 最後の希望

2009-02-01 21:46:45 | 映画[な]
『20世紀少年 第2章 最後の希望』

 カンナ(平愛梨)が大活躍の第2章、またいろんなタレントが俳優が、あちこちに出没していて、それを見るだけでも面白い。昨日見た万博展にかぶるように、太陽の塔が、ともだちの塔になって登場。そしてきもちわりぃカルト教団みたいなあれとか。いちばんの感動はトヨタ2000GTが出てきちゃったりなんかしちゃったりして。第3章は8月29日だそうで。第3章っていらなそうな気もするけど、原作知らないんで。
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007 慰めの報酬

2009-01-24 23:19:27 | 映画[な]
『007 慰めの報酬』

 ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド。いままでの上品なボンドに代わって一見、犯人かと思わせる悪そうなツラのボンド2作目。だんだん慣れてきたけど、やっぱり上品ではない。でもその分ワイルドかもしれない。ワイルドにじゃんじゃん殺しまくっていくもんだから、「あんたがみんな殺しちゃうから手がかりつかめないじゃないこのどアホ!」とMに激怒されて活動停止に追い込まれる始末。例によって、下手なSFよりもありえないスーパースピードハードアクションから始まって、お約束のチェイスシーンの連続だけど、なんとなく飽きずに見ているうちに時が経ってしまう娯楽映画。
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20世紀少年

2008-08-30 22:49:49 | 映画[な]
『20世紀少年』  オフィシャルサイト

 ケンヂくんたちが少年のころ、原っぱの秘密基地で夢見た未来が、20世紀末に実現しようとしていた。その未来とは、世界が大変なことになるという事件の予言だったから、さあたいへん。なんとなく大人になってボンクラに生きていた普通の中年ケンジくんは、当然のようにその事件に巻き込まれてゆくのであったつづく・・・

 「本格科学冒険映画」って書いてあるのがいいね。こどもんちょがワクワクしそうな雰囲気だし。コミック読んでないから、筋書きも知らないし、配役が誰だからどうでぇとか気にならないし。んで、その配役がまた豪勢で、ほんのちょい役にも、すごい俳優、有名人がいっぱいで、それだけでもかなり金かかりそう。その豪華な顔ぶれが一堂に集まる同窓会ってのが、やっぱりゴージャスで面白い。時代背景もちょうどツボで、若き日々を思い出す映画である。俺たちにも「秘密基地」あったもんなぁ、木の上に。あ、材木置場にも「住みか」があったなぁ。あの頃はよかったなぁ。あの頃はよかったかもしれないなぁ。あの頃の方がよかったような気がするなぁ。それがこのありさまだもんなぁ。

 三部作の第一章は原作に忠実に作ったそうで、これからだんだんそれて行くようだ。誰だ、三部作なんていうセコイことを言い出したのは、と思ったら日テレだった。次はきっと24時間映画でも作ろうと言いだすのではないか。
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ネコナデ

2008-06-28 23:23:54 | 映画[な]
『ネコナデ』 オフィシャルサイト

 たまたま初日舞台挨拶があって、大森美香監督、大杉漣さん、青山倫子さん、主題歌担当つじあやのさんが来ていた。それから、主役の子猫トラちゃんも登場。その小ささとかわいらしさに会場がユルユルとどよめいた。見に来た人の半分以上はネコを飼っている人のようだった。

 撮影を始めたころは900gだったのが、今はだいたい2倍に増えたようだ。後ろの席から小さいトラちゃんはよく見えなかったのだが、トラちゃんを抱いた大杉漣さんが、突然客席の通路の階段を上って3メートルくらい近くまできたのでラッキーにもトラちゃんがよく見えた。トラちゃんは大杉漣さんが飼うことになったようで、勝手に『ネコナデ2』を演じている気分だと言いながら終始照れながら親バカぶりを発揮していた。

 映画の方は、ある日突然、子猫を飼うことになってしまった鬼部長の日常を描いたコメディ作品。このトラちゃんがちっこくて、くるりと丸まった耳がかわゆくて、ただそれだけの理由で見に行った。ちっこいので、遊んでいて座布団に上って転げ落ちたりするのがものすごくかわいい。残念ながら(;^_^ ストーリーもあるので、明るいところで遊ぶネコの姿をもっともっと見ていたかったが、ちょっと見足りない気分だった。もう90分ず~っとトラちゃんの遊ぶシーンでもよかったなぁ。←それじゃぁ環境ビデオじゃんか。

 さて、入場の時に「味わいセレクト カルカンまぐろ70g」をもらったが、うちではネコを飼ってない。ジューシーなゼリー仕立てだぞ!

 どうしたらいいんじゃ(゜_。)?(。_゜)V
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2008-04-29 23:10:22 | 映画[な]
ネクスト オフィシャルサイト

 ニコラス・オヤジ主演。2分後の未来が予知できるという微妙な能力を持つオヤジの受難を描いたアクションムービー。2分後の予知、それも自分に関係のあることだけしか予知できない。そんな能力だけでテロリストと戦ってLAの市民を救えるのか。フィリップ・K・ディックによるSF短編「ゴールデン・マン」が原作らしいが、読んだことはない。ジュリアン・ムーアとジェシカ・ビールも出演、それにピーター・フォーク@コロンボ刑事もひさびさにスクリーンで見た。未来の予知というネタを、ストーリー展開にうまく活用している。この映画のラストシーンも嫌いではない。これでいいんじゃないかな。

 映画の中でも2分予知能力を存分に発揮しているが、これは意外と便利な超能力である。たかだた2分先といえども、事前にわかればほとんどの事故や事件から身を守ることができるし、けっこう優雅に暮らせるだろう。すごくうらやましい能力だ。でも、いま乗ってる飛行機が2分後に墜落することがわかってもどうにもならないので、全能とはいかないが、しかたない。自分の将来やすべての未来が見えてしまったのでは人生がつまらないし、生き甲斐もなくなってしまうかもしれないので、2分くらいで丁度よいの鴨新米。
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