Re:Start ~それでもまた歩き出す~

鬱持ちのアラフォーが、日々の生活を綴ります。
いつかまた家族と暮らせる日を夢見て…

山口一郎さん ~NHKスペシャルを見て~

2024-05-09 19:40:38 | 日記

こんばんは、cathyです。

今日は録画していた番組を見ました。

NHKスペシャル『山口一郎“うつ”と生きる ~サカナクション 復活への日々~』です。

実はこの番組、父親からの留守電で知らされまして。

本放送は見られなかったのですが、なんとか再放送に間に合いました。

父親がそういう、うつ病に関する番組に関心を持っていたということに驚き。cathyが最初にうつ病を発症した頃には、腫れ物に触るような扱いでしたから。どういう気持ちでこの番組を見たのか、いつか聞いてみたいものです。

 

ここからはcathyの感想です。

感じたままを書くので、もし読まれて気に障った方がおられたら、本当に申し訳ありません。

 

まずは、密着取材の様子が、リアルだな、生々しいな、と思いました。

ベッドから起き上がれずに、横になっている様子。

約束の時間になっても連絡を入れることができず、鳴らない携帯。無言で待つ仲間。こぼれる本音。

しんどいときの自分を見ているようで、共感を超えて、ちょっと平静ではいられなくなるくらいでした。

 

でも、一方で、うらやましいなとも思いました。

音楽という、好きなもの、打ち込めるものがあること。

多くの人を感動させられるだけの才能、クリエイティビティ。

そして、待ってくれている仲間。ただそばにいてくれる仲間。

うつ病に陥っていく過程は、とても孤独で辛い日々だったと思いますが、山口さんは一人ではなかった。最後の最後、復活ライブのステージ上でバンド仲間がこらえきれずに流した涙、ぐっときました。

 

cathyも、一人ではありません。たくさんの方が、今の生活を支えてくださっています。感謝しています。

でも、変わらずずっと寄り添ってくれる人はいません。家族も、仲間も病気と共に失いました。

才能もありません、楽しみも好きなこともありません。

モチベーションもなく、孤独感の中で、何を目指していけばいいのでしょう。

だから、音楽を奏で、仲間に囲まれ、大勢のファンに向かってただいま!と笑顔を見せる山口さんの姿に、うらやましいと思ったのです。

 

明けない夜はない、とか、

止まない雨はない、とか。

ほんとかなぁ、と思ってしまいます。

 

とても共感できる、そして感動もさせてもらった番組でしたが、

そこからcathyが学び得るものは、というと、正直わかりませんでした。

同じ病気だけど、同じではない、と思いました。

ただ、山口さんほどの影響力のある方が、うつ病についてメッセージを発信し続けてくださることで、病気についての理解が少しでも広がるのであれば、それはありがたいことだなと思いました。

 

cathyに足りないもの。

目標かな。努力かな。

まだまだ、自分を見つめ直す必要がありそうです。

 

では、また。


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