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糖尿病から人工透析になった義父が、1週間前に、急に記憶が飛び、足腰の力が入らなくなったので、緊急入院になりました。
糖尿病患者は、血管が弱いために、細かい血管が集まっている腎臓や目が悪くなり
心筋梗塞、脳梗塞も注意していなくてはいけません。
父は、目の血管も破れて何度か手術し、腎臓も機能しなくなったのです。
腎臓が悪くなると、鉄も作れなくなるので、脳に酸素が届きにくい、だから心臓もがんばり、心肥大にもなります。
心臓に負担がくるので、食事制限をするように!と
病院からきつく言われるようで、食べることが大好きだった父には、それがもの凄いストレスのようです。
病気になってから、母にイライラをぶつける様は、ひどくなった気もします。
義母はとてもユニークで、常に楽観的なマイペースな人です。
気も強いので、父のイライラ攻撃にもしっかり対抗し、なおさら父をイライラさせているようにも見えます。
今回、父が急におかしくなって病院に入院した時の父は、
自分の居る場所も周りの家族も自分も認識できなかったようで、
息子は、それを見て、このままどうなっていくんだろう~?と焦っているにも関わらず
そんな父の変容状況を見ても母はドンと構え
「お父ちゃんわかるかぁ~」と
満面の笑みを浮かべながら、反応のない父の頭を優しくなでていたようです。
昨日の母の日、主人と私は2時間半だけ父の顔を見に行ったのですが
父は、「おなかすいた」「パン食べさせてや」「体重のことばかり言いやがって」
といつものようにイライラも交えながら、
入院6日後の昨日は普通に起きてしゃべっていました。
母の大きさをつくづく感じ、私の中に40年以上連れ添う夫婦愛のお手本ができました。
感謝
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