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たくさんのセラピーがあり、クライアントにとって効果のあるセラピーは様々です。
しかし、セラピーの効果を高くするのは、テクニックでなくカウンセリングです。
カウンセリングによって、クライアントに備わっているホメオスターシス(恒常性機能)を最大限に使うことができるのです。
禅カウンセリング初級初日の内容を実践したTさんのミラクル体験談第2段を紹介します。
「私はうつ病でお薬を飲んでいます」というクライアントSさんが来店されたお話です。
うつ病という言葉を聞いて、Tさんは気持ちがそこにヒッパラレ
無意識ですが、Sさんはうつ病なんだという目線でカウンセリングしていたそうです。
禅カウンセリング初級初日を受講したTさんは、Sさんが次回来店された際は禅カンセリングをしようと思ったそうです。
3日後、Sさんが再度来店。Tさんの禅カウンセリングがスタートしました。
アドバイスは一切しない。ただリラックスして聞く。聞いているという印象を与える。
この3つのことだけです。
デコルテとヘッドのトリートメント40分を受けにいらしたSさん。
最初のカウンセリングで、「薬の副作用かロレツがまわらないのです」と言っていた。
Tさん、うなずくだけ。
「小さい時から習い事が多くて幼稚園のときからストレスだった」と子供の頃からの不満も話はじめる。
Tさん、うなずくだけ。
Sさんの目に変化・・・・・・・・・あれ?
うつ病だという顔をして話されていたSさんの目が健康な人の目に一瞬変わった。
その目を見てTさんは、Sさんって完全なうつ病ではないかも?と感じたようです。
40分のトリートメントが終了し、ソファーに座りSさんとアフターカウンセリング
Tさんは「今、どんな感じですか?」という言葉をスタートに禅カウンセリングを始めました。
Sさんは来た時とは全く異なる喋り方になっており、ロレツも気にならない普通の人のテンポの喋り方
そして、なんか楽しそうに話をされていたそうです。
15分話をしたら、話しきったという表情で、Sさんから「帰ります!」という態度。
最後にTさんが「ロレツはどうですか?」と聞いたら、
Sさんが「そんなこと気にしていても仕方ないなぁ~と思いました。」と。
一体、何が起こっているのでしょうか?
・・・Tさんの感想・・・
今まで、トリートメント後、とにかくカウンセリングが長引き
あとのお客様がいらっしゃらない時は2時間くらい話するケースもあったのですが
今考えると、自分が、話を長引かせていたんだなぁ~
クライアントの話を聞いていたと思っていたけど、自分が喋っていることも多かったかも、自分の聞きたいことを聞いていたのかも
それで、時間が長引いていた気がします。
今回15分で、クライアントも満足し、私も満足できました。
そんなTさんの話に感激した1つに、カウンセラーの目線の話もありました。
禅カウンセリングをしなかったら、Sさんの話すうつ病という病名に気分がひっぱられ
Sさんの事をうつ病という目線で見るところでした。
大変だよね~みたいな・・・同情、共感
禅カウンセリングを意識して、ただ話をリラックスして聞くというカウンセラーになったら、
クライアントに対してうつ病という目線ではなく、
目の前にいる人は、今ある自分の問題を話しているクライアントだというだけであり
うつ病の人が話しているという目線はなくなっていたそうです。
Sさんは、どこに行ってもうつ病のクライアントとして扱われるのでしょう。
Tさんが、何も言わず、禅カウンセリングした時に、Sさんの目が一瞬変わったのは、
自分の話を聞いて何も言わないリアクションを不思議に思ったのではないか?と
Tさんは感じていました。
そんな微妙な目線をキャッチするTさんは、まさにリラックス状態だったということです。
カウンセラーの目線が、クライアントを病気にしていくことも多々あると思います。
クライアントに対して、無関心ではなく、、、かと言って関心があるわけでもなく
フラットな状態を作れるのは、まさしくエゴのない愛の状態に思えます。
禅カウンセリングの根底には、深い愛があり、だからこそこんなにパワフルなのだとつくづく感じました。
禅カウンセリング初級最後は、手作りの終了パーティ。写真はパーティ終了後。
不自然な手ぬぐいを首にかけてお祝いをしましたぁ~
新受講生の感激の涙に、またまた私たちも熱くなりましたよ~。
来週の禅カウンセリング中級が又楽しみです。
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