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今日は、分子整合栄養学の勉強会と栄養カウンセリングでした。
カウンセリングを受けた方の中で
2006年に脳梗塞で左半身が麻痺された70歳代の男性Cさんも
今回カウンセリングを受けられました。
2006年5月に私のブログにも登場してくださったCさんです。
栄養療法をベースに
フェイシャルリフレクソロジーやキネシオロジーを組み合わせた
施術にも通ってくださり、
何より、ご本人のリハビリの努力が実って
左半身はかなり動くようになりました。
その後、たんぱく質だけは摂取されていて
今回、久しぶりに血液検査を受けられました。
・あくびがよく出る
・甘い物をよく食べる
・胸の筋肉が苦しくなる
などという本人の自覚症状と
食に対しての食べる食べないが多く食事が偏っているとのことなど
奥さんが心配しての検査でした。
食の偏りは血液検査の結果にも多少出ていたのですが
カウンセリングで一番気になったことは
薬の多剤服用と血圧の低さです。
脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病など
病気になった人に対しての病院での指導は
現在、降圧剤がルーティーンで処方されるようで
収縮期血圧が130~140以下となっているようです
血圧が高くなると確かに血管がもろくなりやすいので
高血圧をそのままにしていては問題なのですが
高齢になると血流も悪くなるので
血圧は上がっていくという生体の自然な仕組みもあるのです。
それは、違う側面からみると脳への血液が足りないという
体の代償機能だということも考えなくてはいけない
と生化学で学びました。
高齢者の場合、単に高くなった血圧だけを下げることで
脳の機能を守ることが難しくなってくるのです。
今回血液検査を受けたCさんの血圧は
116/66という低さでした。
降圧剤でコントロールされすぎているように思えました。
収縮期116はとにかく低すぎます。
でも病院では、低いと判断しないようで
低めが良いと思われている傾向です。
血圧が低いということは脳への血流も少なくなるので
脳が機能する栄養も不十分となり
酸素欠乏でのあくびやエネルギー補給に糖質を好むのではないでしょうか。
血圧コントロールをしっかりみるために
今度24時間血圧計をつけることになりました。
その結果によって、お薬の整理を先生にしていただけるかと思います。
患者が服用しているお薬の整理はとても重要だと感じます。
それには、患者も自分の体をしっかり理解しないと
お薬の量はそのままになってしまいます。
勉強会の重要性をつくづく感じました。