語源はズバリ「音響」、社名が「大阪音響株式会社」から「オンキヨー株式会社」に変わって、
ロゴマークも「ONKYO」になりました。
初期の「ONKYO」は少し個性的でしたが、さほど特徴もないように思える今のロゴマークは
日本を代表するグラフィックデザイナーの亀倉雄策氏のデザインです。
ONKYOといえば少し地味なイメージもありますが、オーディオ専業メーカーとしての地位を
確立し、名立たるオーディオのブランドが消えていく中も生き残ってきたのですが・・・
オーディオが全盛期で、音源がアナログからデジタルに変わった変革期をONKYOで過ごした
身としては、やはり一抹の寂しさがあります。
当時は9月のオーディオフェアと10月のモーターショーが今は亡き晴海の国際展示場で開催
される2大イベントでしたし、アメリカでも夏のシカゴと冬のラスベガスで開催されていた
CESでも、当時はオーディオ関係の展示が大多数を占めていました。
今ではスマホの画面を見ながらワイヤレスイヤホンで音楽を聴く時代ですから、ある意味
オーディオ業界の変革は音源がアナログからデジタルに置き換わった事よりも音源である
レコードやアナログを再生する機器からモーターが無くなったことでしょう。
クルマ業界では内燃機関がモーターに置き換わる事で騒いでいますが、確かに3万点程の
部品が3千点位に減ることは大きな変革だとは思いますが、オーディオの再生に回転機が
不要となったように車からタイヤが無くなる日が意外に近いかも・・・
それでも私は、ガソリンの匂いや、オイルの焼ける匂い、タイヤの軋む音が大好きです!
(笑)