校内の暴力行為 川崎市の小中校で激増 文科省の調査で明らかに
神奈川県の校内暴力は4年連続でワースト1。川崎市内の暴力行為は倍増-。こんな実態が、文部科学省がこのほど公表した調査結果でわかった。同じ生徒児童が繰り返し起こすケースやふざけあいからケンカに発展するケースが増えているという。
文部科学省が公表した「平成20年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果。平成20年度に全国の小中高で発生した暴力行為は5万9,618件で前年に比べて6,862件増えた。
神奈川県では暴力行為が9,232件で4年連続全国ワースト1位。1,000人あたりの発生件数10.2も全国ワースト1位となった。
川崎市内の暴力行為をみると、平成19年度の517件から平成20年度は918件と倍近くに増えた。小中高別にみると、小学校が51件から154件、中学校が439件から750件と大幅に増加した。高校は27件から14件に減った。
市内のいじめは小学校で101件から115件に増加した。一方、中学校では371件から301件、高校で20件から8件に減少した。
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