神戸市立中学の女子生徒らが大麻を所持していた事件で、逮捕された同市長田区の女子生徒(14)宅の部屋が、大麻の吸引場所になっていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警少年育成課などは、今回逮捕、補導された4人以外にも、この部屋で大麻を吸引していた中学生らがいるとみて調べている。
捜査関係者によると、女子生徒の部屋には、常時5~10人の女子中学生らが頻繁に出入りしていた。逮捕された同市須磨区の女子生徒(14)と補導された女子生徒(13)らは「(長田区の女子生徒の)パイプを使い回して大麻を吸引していた」などと供述しているという。
同課は今月6日、長田区と須磨区の女子生徒の自宅を捜索。その際、須磨区の女子生徒の自宅からは大麻や吸引器具は発見されなかった。一方、長田区の女子生徒の部屋では、ベッド脇にポリ袋入りの乾燥大麻(約0・5グラム)と微量の大麻が付着したパイプが無造作に放置されており、同課は女子生徒らが常習的にこの部屋で大麻を吸引していたとみている。 |