神奈川県では国の新制度に2つの申請を提出
しましたが、2つの内、横浜市と川崎市で共同提案した
「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」
のほうの申請が通り、特区指定を受けることが決まりました。
一方、「かながわグリーンイノベーション地域活性化
特別区域」については、相模縦貫道路建設予定地の付近
を活性化する目論見でしたが、こちらは残念ながら
落ちてしまいました。
結局、京浜地区の国際戦略の特区の方はわかりやすく
申請11件のうち7件が通りましたが、
地域活性化の総合特区の「グリーンイノベーション」の
方は申請77件のうちの26件が指定を受けたということで
やや、相模原周辺の未来図が他の県や国の関係者
にとって絵が描きにくかったと、私は見ております。
こちらのほうは、トヨタなどのお膝元や、淡路島など
未来的な島の構想が、国の方針と一致したのでしょう。
神奈川県のグリーイノベーションは、やや「ウリ」に欠ける
というか、まだあまり前面に出てないような気も致しました
ので、私は先だっての商工労働常任委員会で申請が
通るか否か、その見込みについてもちょうど質問させて
頂いたところですが、残念です。
今後、再申請に向けて、さらなる戦略を打ち立てないと
ならないでしょう!
さて、国の指定をうけることになった「京浜臨海部」ですが、
対象地区は、川崎殿町3丁目地区を中心に、
横浜市域の末広、福浦地区、みなとみらい21地区
など広範囲ですが羽田空港の国際化に乗じて、
高度先端医療分野、革新的医薬品分野の産業化
を実現するものです。
すでにこのあたりはこうした医療産業分野の環境が
整ってきていますが、さらにさらに躍進して
日本全体の医療分野の要となるよう!
国における規制緩和や予算、税制面などで優遇措置を
受けることが出来ます。
神奈川県にとっては大きなメリットです。