文京区の 鳩山会館 と春バラの絵日記です。
鳩山会館は1924(大正13)年、当時衆議院議員だった鳩山一郎の邸宅として立てられた通称「音羽御殿」。一郎は戦後総理大臣となりこの洋館には内外の要人が訪れたり、重要会議が開かれました。
老朽化していた建物を鳩山家が修復し、1996年から「鳩山会館」として一般公開しています。
設計者の岡田信一郎氏は、明治生命館、黒田記念館、大阪市中央公会堂、歌舞伎座(1924年)等を手がけた建築家ですが、鳩山一郎氏の旧制中学時代からの親友だったそう。
(以下写真は 2017年5月訪問時に撮影したものです)
玄関
鳩山、にちなんで あちらこちらにハトのモチーフが。
ステンドグラスは小川三知氏の作品
小川三知は 岡田信一郎の教え子、すごい繋がりだなーーーー
鳩山会館でもステンドグラスにすっかり夢中になり 全国の三知作品を見たくなる美しさ
三知が手がけたステンドグラスは ほかに慶応大学図書館、鎌倉国宝館、国立科学博物館、小笠原伯爵邸、黒澤ビル、氷川丸等等、、
階段: 法隆寺の五重の塔とハト
2階大広間
平成8年会館を公開するに先立ち、3つあった寝室を大広間に改造。 披露宴や撮影、各種会合などに利用されています。
フロアーは岡田信一郎氏の昭和初期の傑作「明治生命館」を模した特別な木組みの床。
1階 第一応接室
サンルーム
カフェはありませんが サンルーフには飲み物の自動販売機があり、カジュアルに寛げます。 センスがよくてかわいいなぁ。。
庭園から見た鳩山邸
鳩山一郎氏が好きだった薔薇のなかでも 特に愛して育てたという「ピース」。
殿堂入りした20世紀を代表する名花。戦後の国際平和の象徴として世界に広まった
私も大好きな品種です
写真を撮り忘れましたが 庭園内の鳩山和夫・春子像は 早稲田大学の大隈重信像などを手がけた彫刻家・朝倉文夫氏の作品。
いろいろすごい。。
鳩山会館は国の登録文化財にはまだ指定されていませんが 今後もずっと保存、公開していただきたいなぁと思いました。
↓ ※ 開館状況等は公式サイトでご確認ください。
鳩山会館
住所 東京都文京区音羽1-7-1
電話 03-5976-2800
休館日 月曜日 但し、祝日の月曜は開館し、翌日は休館します。
時間 10時 ~ 16時 ご入館は15:30までにお願い致します。
入館料
大人 600円
小中学生 300円
最寄り駅
地下鉄有楽町線 江戸川橋駅下車 (出口 2) 音羽通りを護国寺方面に徒歩7分
護国寺駅下車 (出口 5) 音羽通りを江戸川橋方面に徒歩8分