昨日は快晴の天気の中で私は、ご近所の皆さんと掘り払いと呼ばれている河川掃除に朝8時30分から参加しました。妻の方は午前中は小学校、午後からは中学校の授業参観に出掛けました。私はスコップを片手に足の付け根まである長靴を履いて集合場所まで歩いていく。私の前には同じ様な格好をして歩く四人の姿を見て、いつもと同じメンバーだなと思いながら足早に集団に追いつくのでした。15分ぐらい歩いて到着した場所は、去年と同じ場所なのですが、U字溝で形作られた小川を見るたびに寂しくなってきます。子供の頃に見慣れた小川はコンクリートに変身してしまい、今では魚捕りも最近の子供達はしなくなりました。
皆が集合するまでの間、年配の人が川の泥の状態を確認していると「なまずだ!」という声に、集まっていくのであります。そこには胴体半分食いちぎられたなまずが、口を開けままの格好で道路に横たわっておりました。「随分大きいな。まだ日がたっていないな、何に食いちぎられたんだろうな?」とか「まだいるんだな、これが楽しみで来ているんだ」と話が盛り上がりました。私は、なまずとはいかないまでも、フナが泥と一緒に上がればいいかなと思っておりました。最近はフナもすっかり見かけなくなりました。堀払いをする度に私は子供の頃の魚捕りで遊んだ記憶を思い出すのであります。
定刻を10分ぐらい過ぎて堀払い作業が始まり、私はフナの姿を追い求めながらスコップで泥を田んぼのあぜ道に上げるのであります。近所でもなまず好きで有名なおじさんは密かになまずの姿を小川の中に追い求めているようでした。30分後の休憩の時私が「今年はフナもいなくなったようですね」と言うと「いたよ!これぐらいが」と両手を20センチぐらいひろげた人に「いたのか?そんなでかいのが・・・。なまずもいるな」と張り切るなまずおじさんでありました。私もフナを見たかったなぁ~と思ったのでありました。
休憩終了後再開された作業は、私の「いた!でかいよ。この魚」という声で魚捕りに変わってしまいました。手にしているのはスコップだけなので、4~5人で小川の上流と下流に別れスコップで壁を作り、2人でそれぞれスコップで真ん中に追い詰めるのです。約10分の格闘の末、なまずおじさんは40センチはあろうかと思われるなまずをスコップで田んぼに向かってほおリ投げたのでありました。一同なまずの所に集まり「でかいな!」と関心しておりました。なまずおじさんは当然の如く「これは煮て食べたら美味しいな」と満足しておりました。
おじさんはスコップになまずを乗せ足早に運びますが、なまずはするりと地面に逃げ場を求め、乗せてはするり、乗せてはするりと両者の格闘は続くのでありました・・・・。まだまだ身近な自然は残っているんだなぁ~と感じた休日の1コマであります。
今朝も5時45分起床、早起き5時台自己記録更新中!!