なんだか複雑。
去年の8月にリコーダーのレッスンを受け始めるまでは、私の頭の中で、バロック音楽はこういう風に演奏しなければならないみたいな枠があって、それが邪魔をしていた。例えば、バロックのトリルは上の音から始めるとか、バロック音楽は拍通りにテンポを揺らさないとか、ヴィブラートはかけないとか。
それが、リコーダーのレッスンを受けることによって、ようやくそういう枠を外していくことができたのだけど、今日招待されて受けたリコーダーの公開レッスンで、先生が、「バッハでフィンガーヴィブラートはするべきではないのでは?」とか、「リタルダンドは止めた方が」とか、「そういうタンギングはバロック音楽にはしない。」とか、「喉のタンギングは避けるべき」とか言われてしまって。すっかり自信消失。
でも色んなタンギングについて教えてもらったから、学んだこともあるから良いのだけど。
なんでかなあ。すっかり落ち込んじゃった。こういう時って、うちの娘の方が図太いんだよね。「受け取れるところだけ受け取ればいいんだよ、そんなの。音楽って、Subjectiveなんだから。」
確かにそうなんだけど、性格上Personalに受け止めちゃうんですよ。でも、こんなに簡単に落ち込んでたら、音大で勉強なんてできないよね、きっと。
涙が出てきた。これからピアノのオンラインの生徒さんがいるから、頑張らなくちゃ。