新しい生徒さんの家に行って来ました。すごく素敵な家族で安心。お父さんが独学でピアノを習った方で、それも素晴らしい。
独学で楽器を習うと、ネガティブなことを言う先生が多いのだけど、私も去年の夏まで独学でリコーダーの練習をしていたから、私はあんまりネガティブなことだとは思ってない。むしろ、素敵ですよ。ある程度年をとってから始めて、自分で頑張って楽しく映画音楽弾いてるんですから。
一番最初に聞かれたのは、「うちの息子、11歳なんですけど、これからピアノを始めるの、遅くないですか?」
?なんで遅いと思うの?そういうこという人もいるかもしれないけど、全然遅くないよ。
私は基本的に、5歳以下の子は教えないし、9歳から12歳ぐらいが、ピアノを始めるのには一番良い年だと思う。自分の意志で始めるわけだし、楽譜、Theoryの理解も早い。5歳ぐらいだと、手が小さ過ぎるし、練習させすぎると、手が大きくならない。
日本人が、3歳からピアノって、異常です。どう考えてもおかしい。
帰り道・・・・迷いました。しかも、GPSがうまく作動しなくて、携帯の地図でも位置がよくわかんない。なんか、変なところから知ってる道に出たので、そこから歩いて帰って来ました。なんとか、夕方のオンライン・レッスンに間に合った!
どうやら、聖歌隊の指揮者が私のことを紹介してくれたみたいです。
ただ、もしも来年、バーミンガムに行くことになったら、、、って思うと、心が痛む。せめて3年続けて教えさせてもらえたら、この子をその先、どんな先生についても学んで行けるように教えることができるのに。極端な話、先生なしでも自分で学んで行けるように教えれるのに。
先生を信じることって、大事だと思うんだよね。そうじゃないと、安心して学べないだろうし。だから、1年しか教えれないかもしれないのに、それを隠して教えるのって、私にとってはつらいです。でも、生活をして行かなくちゃいけないから。
「フルートは教えてますか?」って聞かれたのだけど、フルートは教えてません。パンデミックの間に、バロック・フルート(トラベルソ)は練習してたけど、現代のフルートはもう、何十年も吹いてない。
「リコーダーなら吹くけど。」
でもきっと、リコーダーって聞くと、プラスチックのおもちゃだと思われちゃうんだろうな。
そういうのも、リコーダーを吹いて見せることで、偏見がなくなるんだろうなあ。
あ、そうだ、明日は図書館で勉強できるんだ。Theoryの本持って行こう。実はまだ、通奏低音、終わってない… 今週、あんまり勉強する時間がなかったから。でも、少しずつ、焦らず・・・
明日の夕方歌う歌の練習、どうしてもしたかったので、上の住人がどう思うか心配ではあったのだけど、練習しました。上の住人、し~んと静まり返っちゃった。現代曲だから、理解できなかったのか、高いAを続けて歌ったから、絶句してるのか…(笑)Cじゃなくて、まだAなんだけどね。でも私、体系が体系だから、Aから上の音は、声が尖っちゃうから、あんまりきれいじゃないんだよね。丸い体系の方が、丸い声が出る・・・(笑)ロックダウンの間に太ったけど、他のソプラノに比べたら・・・・
生徒さんの宿題の採点しなくちゃ。試験が近くなってくると、私の方も忙しい。嬉しい悲鳴かな。だって、それだけ生徒さんが頑張ってるってことだから。生徒さん、本当にみんな、良い子です。良い子過ぎて、反対に心配かも(笑)反動がね。
ここのところ、体調を崩していたのだけど、今日は少し良いです。心も落ち着いてきています。
思うように、やりたいことができなかったりするけど、そういう自分を許せるようになったからかな。「鬱」は病気だから、仕方がない。やらなくちゃいけないことができなくても、それは私が悪いわけじゃない。できなかった自分を責めるよりも、どうやって気持ちをアップさせていくか、考える方が大事だから。
そうそう、生徒さんの宿題の採点するんだった。もうちょっとだけやってから寝ます。頑張らなくちゃ。