私には、とても美しい叔母さんがいます。叔母と言っても、いつも美して、聡明で、「叔母さん」と呼ぶのが失礼なくらい、「お姉さま」と呼びたいような存在です。
実は、母の教え子で、母の弟と結婚したので、私の叔母なのです。母が中学校で教えていた時、生徒会長をしていたそうです。美しいだけではなく、しっかりしていて、ドレスメーカー学院を出ているので、衣類は何でも作れちゃう。
どれだけ美しいかと言うと、若い頃の安田成美とか、西村知美に似てます。
家族の中で、一人だけズレてるというか、孤立してしまっている私のことをいつもかばってくれました。私が置きっぱなしにして失くしそうな物も、いつも叔母さんが見つけてくれました。
今、私は両親と、20年も会ってないけど、叔母がいつも気にかけてくれてます。
その叔母さんが今、癌で入院して、自分で水も飲めない、話もちゃんとできない状態であるという便りが届きました。
はい、泣いてます。
すべてのことに、終わりがあるのは知ってます。それでも、あんなに美しい人が、って思っちゃうんです。
ドイツにいた時にはっきりと認識したのは、ドイツ人がのschöneと言うのは、外見がお人形のように整っているという意味ではなく、その人の内面、心がきれいな人のことをschöneと言うということです。
叔母は、心も外見もきれいな人。
「でも、理子ちゃんは悪くないよね。」っていつも言ってくれたのに。
今すぐ会いに行きたい。
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