日本一寒い町=陸別インフォメーションサービス

 
北海道陸別町 & 日本南極地域観測隊(JARE)情報をお届けします!

3日連続の日本一!

2015年01月05日 | 日本一寒い町

今朝の陸別、4:10a.m.に氷点下26.2℃を記録。
3日連続となる日本一の寒さでした。

陸別町しばれ技術開発研究所の
下陸別&関観測所とも、4日連続の氷点下30℃越え。
厳しい寒さが続いています…

でも…
明日から、発達した低気圧の影響で、
北海道は大荒れの天気になる模様。
寒さは期待できないようです。トホホ…

またまた、苦悩の除雪になるのかな?


今日のひとコマ…

3年前(2012年1月5日)の南極昭和基地にて…

翌日に53次隊初のコンクリートプラントの運用とコンクリート打設を控えて、
砂利と砂を現地調達。セメントは南極にはないので日本から持ち込みますが、
骨材は現地で調達します。岩盤と岩盤が風化して砂様になってものを使用します。

砕いた岩盤には大きな玉石が多くあるので、まずはスケルトンバケットでフルイにかけ、
最終的には、人力で使用できない大きな石を取り除きます。

南極観測から50有余年。基地周辺は資源を取り尽くした感があり、 
採取スポットを探すのに苦労した記憶が蘇ります。

コレが昭和基地のコンクリートプラント
 
プラント運用初日に、「橋本ノブコン with K」と名付けられ、看板が掲げられました。
 
プラントの責任者は、医師がなることになっていて、
医師の名前をもじって命名するのが観測隊の習わしだそう。
53次隊は、橋本Dr.(女性:はしドク)と桑原Dr.(男性:くわドク)の協議により決定されました。

ご覧のとおり、とてもレトロなプラントですが、設営には欠かせない重要な施設なんですよ。


ところで、なぜ医者?という方のために…

医師は薬を調合するのが仕事の一つ!ということを理由に、プラントの責任者を任されるようです。
微妙な水加減が、コンクリートの優劣を決定します。原料に限りがあるので、作り直しはできません。
53次隊のドクターは、その本領を存分に発揮してくれました。

ていうか…
薬の調合って、薬剤師さんの仕事では… まっイイか~
 

コメント
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